PEラインとPEラインの結び方|おすすめノットと失敗しないコツを徹底比較

「PEライン同士って、どうやって結べばいいんだろう?」

そう思ってこの記事を開いたあなたは、おそらくすでにPEラインの扱いに少し困っているはずです。リーダーとの結束方法はたくさん記事があるのに、PEラインとPEラインの結び方となると、情報が少なくて困っていませんか?

結論から言います。PEラインとPEラインを結束するなら、PRノットが最も強度が出せる選択肢です。ただし、状況によってはビミニツイストを使ったループトゥループ接続も有力です。一方で、リーダー結束で有名なFGノットは、PE同士ではほとんど意味をなしません。この違いを理解していないと、せっかく結んでもすぐにすっぽ抜けてしまうでしょう。

この記事では、PEラインとPEラインの結び方に特化して、各ノットの強度データや実際のユーザーの声をもとに、あなたの使い方に合った最適な方法を解説します。記事の後半では、PEライン同士の結束に使える具体的なノットの手順や、失敗しないためのコツも詳しく紹介しますので、最後まで読んでみてください。

PEラインとPEラインの結び方で最初に考えるべきこと

PEラインとPEラインを結ぶ場面は、大きく分けて2つあります。まずは、あなたがどのシーンで結束しようとしているのかを整理することが大切です。

1つ目は、道糸(メインライン)と下巻きラインの接続です。スプールにラインを巻く際、下巻きにPEラインを使うことがありますが、その際にメインのPEラインと結束する必要が出てきます。

2つ目は、ラインの途中で切れてしまったときの補修です。根掛かりやライントラブルで途中から切れてしまった場合、新しいラインを継ぎ足すためにPE同士を結ぶことになります。

この2つのシーンでは、求められる強度や結び目のサイズが異なります。補修の場合は特に、ガイドに引っかからないように結び目をコンパクトに仕上げる必要がありますが、PRノットはどうしても結び目が大きくなりがちです。その場合は、ビミニツイストを応用した方法が有効になってきます。

また、2026年7月時点で、PEラインとリーダーの結束に関しては各メーカーから多くの情報が発信されていますが、PEライン同士の結束に特化した公式の新情報は特に発表されていません。つまり、これから紹介するノットは、釣り人の間で長年検証され続けてきた実績のある方法だと言えます。

PEラインとPEラインの結び方|おすすめノット比較表

まずは、PEラインとPEラインの結束に使える主要なノットを一覧で比較してみましょう。この表は、既存の記事ではほとんど比較されていない「PE同士」の結束に焦点を当てたものです。

ノット名平均結束強度(目安)難易度メリットデメリット / 注意点おすすめシーン
PRノットほぼ100%に近い難しい(専用器具推奨)最強クラスの強度。PE同士でも高い強度を発揮する結び目が大きくなりがち。キャスティングでガイドに引っ掛かるリスクあり下巻きと道糸の接続(スプール内部に収まる場合)
ビミニツイスト+ループトゥループ約96%やや難しい理論上ほぼ100%の強度が出せる。PE同士でも高い強度結び目が2箇所できる。ビミニツイスト自体の習得に時間がかかる補修・継ぎ足し(結び目が比較的小さくまとまる)
電車結び(2重)約50%非常に簡単誰でも短時間でできるPEとリーダーのメイン結束としては強度不足。PE同士でも過度な信頼は禁物応急処置や仮止め

この表を見てわかるように、PEライン同士の結束においては、FGノットがまったく登場していないことに気づいたでしょうか。多くの釣り雑誌やWebサイトで「FGノット最強」と謳われていますが、あれはあくまでPEラインとフロロカーボンリーダーの結束における話です。PE同士の結束にFGノットを使うと、滑りやすい素材同士が絡み合うことで逆にすっぽ抜けやすくなってしまうんです。

意外と知られていないPRノットの実力

PRノットは、もともとPEラインとリーダーの結束用に開発されたノットですが、実はPE同士の結束でも非常に高い強度を発揮することが知られています。

個人の釣りブログによる検証結果を見てみると、PEライン同士をPRノットで結束した際の破断強度が37.36kgを記録したという事例があります(越前Noobゆーた氏のブログ検証、2023年10月)。この数値は、使用されたPEラインの直線強度である34.71kgを超えています。ラインの結束強度が直線強度を超えるのは理論上は考えにくいため、これは測定誤差や個体差の範囲と見るべきですが、それでもPE同士の結束としては異例の高強度であることは間違いありません。

ただし、PRノットには大きなデメリットもあります。それは結び目が非常に大きくなることです。そのため、ロッドのガイドを通す必要がある場面(特にキャスティングゲーム)では、キャストのたびにガイドに引っかかって飛距離が落ちたり、最悪の場合ガイドを傷つける可能性があります。

つまりPRノットは、スプールの中に収まる下巻きと道糸の接続に使うのが現実的です。ラインが出し入れされる場面で使うものではありません。

PEラインとPEラインの結び方|ユーザーが実際に困っていること

実際にPEラインの結束で困っている人の声を、Yahoo!知恵袋などのQ&Aサイトで調べてみると、いくつかのパターンがあることがわかります(2026年7月4日確認)。

多く見られた不満やつまずき(約7件) としては、「FGノットを結んだのに、PE同士だとすぐにすっぽ抜ける」「PRノットを試してみたけど、巻き数が多くて手間がかかりすぎる」「簡単な電車結びは強度が出ないと聞いて不安」といった内容が目立ちました。

特に「FGノットでPE同士を結んで失敗した」という声は複数見られ、「FGノットは万能だと思っていた」という認識のズレがトラブルの原因になっているケースが多かったです。

一方で、ポジティブな声(約3件) としては、「PRノットをマスターしてからは補修箇所からのトラブルがなくなった」「ビミニツイストを覚えてから、PE同士の結束に不安がなくなった」というものがありました。

これらの声からわかるのは、多くの釣り人が「FGノット=最強」という固定観念にとらわれている一方で、PE同士の結束という別の文脈では別のノットを選ぶ必要があるという点を理解していないということです。

PEラインとPEラインの結び方で選ぶべきノットはこれだ

ここまでの情報を踏まえると、PEラインとPEラインの結び方としておすすめするのは、以下の2パターンに絞られます。

パターン1:とにかく強度が欲しいならPRノット

先述の通り、PRノットはPE同士の結束において最高レベルの強度を発揮します。専用のノットツールを使えば比較的簡単に結べるようになりますし、慣れれば手組みでも可能です。

ただし、結び目が大きくなるという特性を理解した上で、スプール内に収まる接続に限定して使いましょう。下巻きと道糸の接続や、ボート釣りでのバックラッシュ補修など、ガイドを通さない場面での使用が適しています。

パターン2:ガイド通過性を重視するならビミニツイスト+ループトゥループ

PRノットの最大の弱点である「結び目の大きさ」を克服したいなら、ビミニツイストでダブルラインを作り、それをループトゥループで接続する方法がおすすめです。

ビミニツイストはPEラインの強度をほとんど落とさずに2本撚りにできるノットで、これを使うことで結束部分の強度を約96%程度まで維持できると言われています。ループトゥループ接続にすれば、結び目が2箇所に分かれるため、ガイドへの干渉も最小限に抑えられます。

デメリットは、ビミニツイスト自体の習得にやや時間がかかることと、2箇所結び目ができる分だけ手間がかかることです。しかし、キャスティングゲームでPEラインの補修を頻繁に行う必要がある人には、この方法が最も現実的な選択肢になるでしょう。

各ノットの強度データの「数字」をどう読むべきか

ここで一つ、重要な注意点を伝えておきます。ノットの強度を示す「80%」や「90%」といった数字は、実は結構アバウトなものだということをご存知でしょうか。

たとえばFGノットの強度についても、「89%」という検証結果がある一方で、「80%程度」としている情報もあります(ジギング魂ブログ検証、2018年10月)。これらの数字の違いは、基準にしているPEラインの強度が何かによって変わってくるからです。

ラインのパッケージに書いてある「最大強度」を基準にするのか、実際に測定した「平均強度」を基準にするのかで、同じ結束強度でも表示される数値が変わってしまいます。また、FGノットの場合は「焼きコブ」処理の有無でも強度が大きく変わり、焼きコブありで約89%、なしで約66%にまで落ち込むという検証結果もあります(同ブログ)。

つまり、インターネットに転がっている「〇〇ノットは強度◯%」という数字を鵜呑みにするのではなく、あくまでひとつの目安として受け止めることが大切です。大切なのは、自分が使うラインとノットの組み合わせで実際にどうなるか、です。

初心者がPEラインとPEラインの結び方で絶対にやってはいけないこと

ここまでの内容を踏まえて、PEラインとPEラインの結束で絶対にやってはいけないことを3つ挙げておきます。

1. FGノットでPE同士を結ばない

何度も言いますが、FGノットはPEとフロロカーボンの結束のためにあるノットです。PE同士で使うと、素材が滑りやすくてしっかり固定できず、簡単にすっぽ抜けます。もしFGノットでPE同士を結んで失敗した経験があるなら、それはノットが悪いのではなく、用途を間違えているのです。

2. 電車結びだけで長期間使い続けない

電車結びは簡単で便利ですが、強度は約50%程度しか出ません。応急処置としてはアリですが、そのまま釣行を続けると、大物がかかった瞬間に切れるリスクが非常に高まります。必ず後でしっかりとしたノットに結び直しましょう。

3. 結び目に負担がかかる使い方をしない

PEライン同士の結束部分は、どうしてもラインの他の部分よりも弱くなります。結束部分がガイドを通ったり、キャストのたびに衝撃が加わるような使い方は避けるべきです。結束部分はできるだけスプールの中か、ガイドを通らない位置に収めるように心がけてください。

PEラインとPEラインの結び方をマスターするための実践ポイント

最後に、どのノットを選んだとしても共通する「成功のコツ」をいくつか紹介します。

しっかりと締め込むことが何よりも重要です。PEラインは摩擦に弱い素材ですが、逆に言えばしっかりと摩擦を効かせて締め込むことで、滑りを抑えることができます。特にPRノットやビミニツイストは、最終的にしっかりと締め込まないと強度が半減します。

また、ラインに適度な張りを与えながら結ぶことも大切です。たるんだ状態で結ぶと、どうしても締まりが悪くなります。特にPE同士の結束では、両方のラインに均等にテンションをかけながら結ぶことを意識しましょう。

そして、結んだ後は必ず引っ張りテストを行うこと。ラインを引っ張ってみて、すぐにすっぽ抜けるようであれば結び直す必要があります。実際に魚がかかってから失敗に気づくのでは遅すぎますからね。

PEラインとPEラインの結び方|おすすめアイテム

PEライン同士の結束をスムーズに行うために、以下のアイテムを用意しておくと便利です。

サンライン ソルティメイト マルチゲーム ショックリーダー
PEラインとリーダーの結束練習にも使えるフロロカーボン素材のリーダーです。PEラインに慣れていない方は、まずこのリーダーを使ってノットの練習をすることをおすすめします。価格も手頃で練習用に最適です。

YGKよつあみ PEライン ソルトウォーター マルチゲーム
PEラインそのものの定番ブランドです。ラインの品質が安定しているので、ノットの強度を検証する際にも信頼できる結果が得られます。特に太さの異なるライン同士の結束を試す際に、ベンチマークとしてお使いください。

ダイワ ノットツール ブラック
PRノットを結ぶ際に非常に便利な専用ツールです。手組みでもPRノットは結べますが、このツールを使うと誰でも簡単に均一な巻き数で結べるようになります。頻繁にPE同士の結束をする方には必須アイテムと言えるでしょう。

バリバス PEライン ショックリーダー ハイグレード
PEラインとリーダーの結束はもちろん、PE同士の結束を練習する際のリーダー素材としても使いやすい製品です。ラインの太さが明確に表示されているので、ノットの強度テストにも適しています。

まとめ:PEラインとPEラインの結び方は用途で選べ

PEラインとPEラインの結び方について、ここまで詳しく見てきました。

改めて結論を繰り返すと、PRノットはPE同士の結束において最強クラスの強度を発揮しますが、結び目が大きいという欠点があります。ビミニツイスト+ループトゥループはやや手間がかかるものの、ガイド通過性を重視したい場面で有力な選択肢です。そしてFGノットはPE同士には不向きであり、用途を間違えるとすぐにトラブルの原因になります。

PEラインの結束で悩んでいる方は、まず自分がどのシーンで結束する必要があるのかを整理してください。スプール内の接続なのか、それともライン途中の補修なのか。その答えによって、選ぶべきノットは自ずと決まってきます。

正しいノットを選び、しっかりと練習すれば、PEライン同士の結束は決して難しいものではありません。この記事で紹介した情報を参考に、ぜひあなたに合った結び方を見つけてください。きっと、PEラインの結束に対する不安がなくなるはずです。

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