これから釣りを始めようと思っている皆さん、釣具屋さんに行って驚いた経験はありませんか?壁一面に並んだ竿、所狭しと吊るされたリール、カラフルなルアーの数々。あれを見て「何から買えばいいの?」と途方に暮れてしまうのは、実はベテランアングラーだって通ってきた道なんです。
でも大丈夫。この記事を読み終える頃には、あなたも「これだけ揃えれば今日から釣りに行ける」という必須アイテムがはっきりと分かっているはずです。余計なものに手を出す前に、まずは「本当に必要な道具」を厳選して見ていきましょう。
「本当に必要なもの」と「最初は不要なもの」を見極める
釣り道具を買い揃えるとき、初心者が一番やってしまいがちな失敗って何だと思いますか?
それは「とりあえず全部揃えよう」とすること。実は釣具店に並ぶ商品の半分以上は、最初は無くても全く困らないものばかりなんです。まずは必要最小限の道具でスタートして、釣りに行く回数が増えてから徐々に買い足していく。これが結果的に一番お金も無駄にならないし、上達も早くなる賢い買い方です。
では、絶対に外せない道具から順番に紹介していきますね。
竿とリールは「コンボ」で賢くスタートしよう
釣りを始めるにあたって最大の買い物になるのが竿とリールです。ここで悩む人がとても多いんですが、初心者には「スピニングコンボ」というセット商品を自信を持っておすすめします。
なぜコンボがいいのか。それは竿とリールのバランスが最初から取れているからです。実は竿とリールって、単体でバラバラに買うと相性が合わずにキャストが安定しなかったり、糸が絡みやすくなったりするんです。コンボならメーカーが最適な組み合わせでセットしてくれているので、その心配がありません。
具体的には、6〜7フィート(約1.8〜2.1メートル)のミディアムパワーの竿がベスト。この長さと硬さなら、堤防や川、湖など、初心者が行くほとんどの釣り場で使い回せます。リールはスピニングリールと呼ばれるタイプで、糸がヨレにくくライントラブルが少ないのが特徴です。
信頼できるブランドを挙げておくと、Ugly StikのコンボやShakespeareのセットは、価格が手頃なのに耐久性が高く、入門用として非常に評価が高いですね。
釣り糸(ライン)はモノフィラメント一択でOK
リールに巻く糸、つまりライン選びは意外と奥が深い世界です。PEラインだのフロロカーボンだの色々ありますが、最初は迷わずモノフィラメントラインを選んでください。
その理由は3つあります。適度に伸びるので魚が掛かった時の衝撃を吸収してバラしにくい。絡んでも比較的ほどきやすい。そして何より安いから、失敗を恐れずにどんどん使えます。
太さの目安は8〜12ポンドテストと表記されているもの。これは淡水で釣れるフナや小バス、海の小物なら十分対応できる強度です。変に細いものを選んで切られてしまうより、ちょっと太めくらいで安心感を取るのが初心者にはちょうど良いんです。
針・オモリ・ウキは基本のセットを揃えよう
竿とリールとライン、ここまでは「投げるための道具」でした。ここからは「釣るための道具」、つまり仕掛けの部分です。
針(フック)はサイズ4号から10号あたりが入ったバラエティパックが便利です。狙う魚によって針の大きさを変える必要があるので、一つのサイズだけだと対応できません。なお、最近は魚を傷つけにくいサークルフックという針も人気です。釣った魚をリリースすることが多い人は、こちらを選ぶと良いでしょう。
オモリは仕掛けを沈めるための重りです。割れ目にラインを挟んで使うガン玉タイプのオモリがあれば、重さを調整しながら使えるのでこれも数種類入ったセットを買っておくと応用が利きます。
ウキは魚がエサを食べた時のアタリを目で見て分かるようにする道具です。棒ウキや玉ウキなど色々ありますが、最初は小さめの玉ウキを2〜3個持っておけば十分です。波のない池ならウキ無しでも釣れるので、無理に買い揃えなくても大丈夫ですよ。
エサとルアー、まず試してほしいのはどっち?
「生きたエサ」か「人工ルアー」か。これは釣り人の永遠のテーマですが、最初のうちは断然、生きエサがおすすめです。
特に万能なのがミミズです。ナイトクローラーのような大型のミミズは、釣具店で一パック数百円で手に入ります。淡水ならフナやコイ、ブラックバス、海ならハゼやカサゴまで、本当に色々な魚が食いついてくれるので、初心者でもボウズ(一匹も釣れないこと)になりにくいんです。
ルアーにチャレンジしたいなら、スピナーと呼ばれる金属の板が回転するものが簡単です。投げて巻くだけで魚を誘えるので、テクニック要らずで使えます。Mepps Agliaのような定番スピナーは、一度使ってみる価値がありますよ。
絶対に忘れてはいけない便利ツールと安全グッズ
さて、ここまでが釣りそのものに必要な道具です。でも実は、これらと同じくらい大切なものがあります。それが安全・快適に釣りを楽しむためのアイテムです。
まず必須なのがプライヤーです。魚の口から針を外したり、ラインを切ったりするのに使います。無いと本当に困るので、必ず一つ持って行きましょう。釣り用プライヤーで検索すれば、釣り専用のものが千円前後から見つかります。
そして偏光サングラス。これは見た目のオシャレではなく、水面の反射をカットして水中を見やすくする実用的な道具です。さらに目のUVカットにもなるので、一日中外にいる釣り人にとっては健康面でも欠かせません。
釣った魚を逃がさず取り込むためのランディングネットもあると格段に安心感が違います。特に堤防など足場が高い場所では、これが無いとせっかく掛けた魚を取り込めずに悔しい思いをすることになるかもしれません。
帽子や日焼け止めも、釣りに集中していると意外と日焼けしているものです。特に首の後ろや手の甲はしっかりガードしてください。虫除けスプレーも、夏場の水辺では必須アイテムです。
よくある初心者の失敗とその対策を知っておこう
ここまで読んで、「よし、買いに行こう」と思ってくれているあなたに、一つだけ先輩からのアドバイスを。
初心者がやりがちな失敗の代表格は「なんでもかんでも買いすぎること」。釣具店に行くと店員さんが親切に色々教えてくれますが、ついアレもコレもとカゴに入れてしまい、気づけば諭吉が飛んでいた…なんて話は本当によく聞きます。
もう一つは「ラインが太すぎる」問題。強い魚が釣れた時のためにと太いラインを巻きたくなる気持ちは分かりますが、太すぎると飛距離が出ず、アタリも分かりづらくなります。8〜12ポンドテストという基準を思い出してくださいね。
そして一番大事なのは、道具を揃えたらすぐに釣りに行くこと。完璧に準備が整うのを待っていたら、いつまで経っても始められません。とりあえず最低限の釣り道具を持って、近所の釣り場に足を運んでみてください。釣れても釣れなくても、その経験が次の道具選びに生きてきますから。
さあ、準備は整いましたか?あとは実践あるのみです。最初の一匹が釣れた時の感動は、きっと忘れられないものになるはずですよ。

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