「ヘラブナ釣りを始めてみたいけど、何を揃えればいいのかさっぱり分からない」
釣具屋さんに行ってみたものの、竿やウキ、細かい小物がずらりと並んでいて、どれが自分に合うのか途方に暮れてしまいますよね。私も最初はそうでした。
でも大丈夫。本当に必要な道具は限られていますし、選び方のコツさえ押さえれば、最初の一歩は驚くほど簡単に踏み出せるんです。
ここでは、これから始める方が迷わないよう、必要な道具一式の揃え方から、実際の選び方まで、順を追ってお話ししていきます。
まずは知っておきたいヘラブナ釣り道具の全体像
ヘラブナ釣りの道具って、パッと見た感じすごく多そうに思えますよね。ただ、実際に必要になるものは大きく分けると6つのカテゴリーにまとまります。
- 竿(のべ竿)
- ウキ
- 道糸・ハリス・ハリ(仕掛け)
- エサとエサ関連の道具
- 竿を支える道具(竿掛け・万力)
- あると便利な小物類(玉網、クッション、タオルなど)
このうち最初の5つが、釣りを始めるにあたって必ず必要な基本セットです。6つ目の小物類は、釣り場の状況やスタイルに応じて少しずつ揃えていけば大丈夫。
管理釣り場であればヘラ台やスノコは備え付けられていることも多いので、まずは自分のよく行く釣り場に何があるかをチェックしておくと無駄な買い物を防げますよ。
竿の選び方|最初の一本はこれで決まり
竿選びで迷ったら、まずはカーボン製の8尺(約2.4m)から9尺(約2.7m)の先調子を選んでおけば間違いありません。
素材はカーボン一択
竹竿は美しいし憧れますが、メンテナンスがとても大変。初心者のうちは軽くて扱いやすいカーボン竿を選びましょう。長時間振っても腕が疲れにくいですし、何より振り込みのコントロールがしやすいのが魅力です。
長さは8尺から9尺が基準
管理釣り場では8尺が最低規定になっているところが多く、9尺あれば大抵の状況に対応できます。最初から長い竿を買ってしまうと扱いが難しいので、このあたりからスタートするのがおすすめです。
調子は先調子で
竿の曲がり方のことを調子と呼びます。穂先に近い部分が曲がる先調子は、エサを振り込む動作が決まりやすく、初心者の方にぴったりです。
おすすめの製品としては、がまへらの天輝やアルファタックルのWIZZ 竹龍ヘラ EX、宇崎日新のレジーナ 山吹などが入門者向けとして人気です。詳しくはヘラブナ竿 入門でチェックしてみてください。
ウキの選び方|これだけは知っておきたい基本
ウキは「ヘラブナ釣りの心臓」とまで言われる大切な道具です。初心者の方は、まずパイプトップのウキから始めましょう。
パイプトップとムクトップの違い
パイプトップは中空構造で浮力が大きく、水面でよく目立ちます。アタリがハッキリ出るので、最初のうちは魚の反応を感じ取りやすいのが魅力。
一方のムクトップは中実構造で感度が抜群。ごく小さなアタリも逃さない高性能さがありますが、ウキが見えにくく、ある程度経験を積んでから使うのがおすすめです。
釣り方に合わせたサイズ選び
面白いことに、ヘラブナ釣りでは竿の長さ(尺)と同じ数字のボディサイズ(cm)を選ぶのが目安になることがあります。例えば9尺の竿なら9cmボディのウキ、という具合です。まずは竿に合わせて2〜3本揃えておくと、状況に応じた使い分けができるようになります。
メーカーごとにウキセットも販売されているので、藍舟のような信頼できるブランドのものを選べば失敗がありません。気になる方はヘラウキ パイプトップ セットをのぞいてみてください。
仕掛け(道糸・ハリス・ハリ)は完成品から始めよう
仕掛けというと、細かい糸と針を自分で結ぶイメージがありますよね。でも初心者のうちは、あらかじめ結んである完成品を使うのが断然おすすめです。
道糸とハリスの号数はこれが基本
道糸は0.8号から1号、ハリスは道糸の半分の太さを目安に選びます。道糸1号ならハリス0.5号といった具合です。管理釣り場のヘラブナならこれで十分対応できます。
ハリは段差仕掛けで
ヘラブナ釣りの基本は2本バリの段差仕掛け。上のハリ(バラケエサ用)はやや大きめ、下のハリ(クワセエサ用)は小さめになっているのがポイントです。完成品ならこのバランスが最初から調整されているので、面倒な結びの作業から解放されますよ。
ヘラブナ 仕掛け 完成品 段差を探せば、すぐに使える状態のものが見つかります。
竿掛けと万力|竿を支える必須アイテム
これらがないと釣りになりません。竿を手でずっと持っているのは現実的ではないので、必ず揃えておきましょう。
万力は釣り台に竿掛けを固定するための道具です。竿掛けはそこから前に伸びて竿を支える部分。セットで販売されていることも多いので、最初はバラバラに選ぶよりお得なセット品を選ぶのが賢いやり方です。
エサとエサ道具|単品で使えるものが便利
エサは今、とても便利になっていて、単品で水を加えるだけで使えるものがたくさん出ています。
「粒戦」や「とろスイミー」「セット専用バラケ」といった製品は、配合の手間がなく、安定した性能を発揮してくれます。まずはこうした初心者向けの単品エサから始めて、慣れてきたらいろいろ混ぜて自分好みのエサを作っていく楽しみ方を覚えていけばいいでしょう。
エサを混ぜるための専用ボールと計量カップも忘れずに。100円均一のボールで代用できなくはないですが、専用のものは内側に目盛りや返しがついていて、水加減を失敗しにくい工夫がしてあります。
あると快適な小物たち|優先順位をつけて揃えよう
ここから先は、必ずしも初日から全部揃える必要はありません。でも、あると釣りの快適さが段違いになるものばかりです。
- 玉網と針外し:魚を傷つけずに取り込むための道具。魚をリリースすることが多いヘラブナ釣りではマストに近い存在です。
- ヘラクッション:座りっぱなしになる釣りだからこそ、これがあると腰への負担が全然違います。
- タオル:手や道具を清潔に保つために2〜3枚あると便利。
- パラソル:真夏や小雨の日にあると快適度が格段に上がります。
釣り場によってはスノコやヘラ台が備え付けられているので、まずは行ってみてから「足りないな」と思ったものを買い足していくスタイルがムダになりません。
予算別|ヘラブナ釣り道具一式の揃え方
「結局いくらかかるの?」というのが一番気になるところですよね。予算に合わせた目安をお伝えします。
1万円台で揃える入門セット
竿は中古やアウトレット品を探し、ウキや仕掛けはセット品を活用すれば十分揃います。万力や竿掛けもリーズナブルなものでOK。管理釣り場デビューならこの予算でスタートできます。
2万円台の本格志向セット
新品の入門竿に、ウキを2〜3本、竿掛けと万力のセット、ヘラクッションまで揃えられる予算感です。長く使えるものを選べば、買い替えの必要もあまりありません。
中古も上手に活用しよう
竿や竿掛け、万力といった金属やカーボンのものは中古でも性能が落ちにくいので、リサイクルショップやフリマアプリをチェックしてみるのもおすすめ。ただし、ウキや仕掛け、エサといった消耗品は新品を選んだほうが安心です。
野釣り派と管理釣り場派で変わる道具選び
ここまで主に管理釣り場を想定してお話ししてきましたが、自然の川や沼での野釣りに挑戦したい方もいますよね。
野釣りの場合は、スノコやヘラ台が備え付けられていないことがほとんどなので、これらを自分で用意する必要があります。さらに、足場が不安定な場所も多いので、座面の高いヘラクッションや、コンパクトに収納できる軽量な道具を選ぶと重宝します。
逆に管理釣り場なら、備え付けの設備を前提にした最小限の道具でOK。まずは管理釣り場で基本を覚えてから、野釣りにステップアップしていくのが上達への近道です。
ヘラブナ釣り道具 一式は「シンプル」から始めよう
あれこれ悩んでしまうかもしれませんが、最初はとにかくシンプルに。道具が多いと準備も片付けも大変ですし、何より釣りに集中できなくなってしまいます。
まずは竿とウキ、仕掛け、エサ、竿掛けと万力。これだけあればヘラブナ釣りは始められます。あとは釣り場に通ううちに「これが欲しい」と自然に分かってきますから、焦らず一歩ずつ揃えていきましょう。
ウキが水面にスッと立ち、小さなアタリが伝わってきた瞬間の興奮は、他の釣りでは味わえない格別なものです。あなたもぜひ、その楽しさに触れてみてくださいね。
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