PEラインを使い始めたものの、「結び方がわからない」「なんかすぐに切れちゃう…」という悩み、よく聞きます。実はPEラインはナイロンラインと違って滑りやすい性質があるので、適当に結ぶとすぐにほどけたり、切れたりしやすいんです。
でも大丈夫。コツさえ掴めば、誰でもしっかりした結び目を作れます。この記事では、初心者でも簡単にできるPEラインの結び方を、状況別にわかりやすく紹介していきます。これを読めば、あなたももう結び方で迷うことはありません。
PEラインの結び方、まず知っておくべき基本ルール
PEラインを結ぶ前に、これだけは覚えておいてほしいことがあります。これを守るだけで、結び目の強度が格段に上がります。
結ぶ前に必ずラインを湿らせる
PEラインは摩擦に弱い素材です。ドライな状態でギュッと締め込むと、摩擦熱でラインが傷み、そこから切れてしまうことがあります。結ぶ前に水を含ませるか、口に含んでしっかり湿らせてから締め込みましょう。ラインが滑らかになり、摩擦熱を防げます。
ゆっくり確実に締め込む
勢いよく一気に締めるのではなく、少しずつ均等に力をかけて締めていきます。急に締めるとラインがよれたり、傷んだりする原因に。特にPEラインは伸びがほとんどないので、ゆっくり締めるのが鉄則です。
余分なラインはしっかりカットする
結び終わったら、余った端糸は根元からカットします。ただし、あまり根元ギリギリで切るとほどけやすくなるので、2〜3mmほど残して切るのが目安です。
初心者におすすめの簡単な結び方【トリプルエイトノット】
まず最初に紹介するのは、トリプルエイトノット。名前の通り、8の字を3回作るだけのシンプルな結び方で、ライトゲームを始めたばかりの初心者にぴったりです。
ダイワの公式サイトでも初心者向けに紹介されている方法で、手順が少なく、覚えやすいのが最大の特徴です。アジングやメバリング、エリアトラウトなど、細いラインを使う釣りに向いています。
結び方の手順
- PEラインとリーダーの端を重ねて持ちます
- 2本のラインを一緒に輪っかにして、指で押さえます
- その輪にラインの先端をくぐらせます(これで1回目の8の字)
- さらに同じ動作をあと2回繰り返します
- 最後にゆっくりと締め込みます
この結び方のいいところは、専用の器具「速攻8の字結び」を使えば、もっとスピーディーに結べる点です。とはいえ、最初は自分の指で練習することをおすすめします。
こんな人に向いています
- 釣りを始めたばかりの初心者
- アジングやメバリングなどのライトゲームをする人
- とにかく覚えやすい結び方を探している人
注意点
輪を作ってねじる際に形が崩れやすいので、指でしっかり保持しながら進めるのがコツです。
10秒で結べる時短ノット【10秒ノット】
「結ぶのにかけられる時間はなるべく短くしたい!」という人には、10秒ノットがおすすめです。釣りメディア「TSURI HACK」でも紹介されている方法で、その名の通り慣れれば10秒で結べると言われています。
手順が非常に少ないので、不意の時合いに遭遇してもサッと結び直せるのが魅力。ナイロンラインやフロロカーボンラインとの結束にも使える汎用性の高さもポイントです。
結び方の手順
- PEラインとリーダーを並べて持ちます
- リーダー側で簡単な輪を作ります
- その輪にPEラインを通して引き出します
- 軽く引っ張って締めます(ここでしっかり湿らせるのが大切)
こんな人に向いています
- とにかく素早く結びたい人
- 時合いを逃したくないアングラー
- ライトゲームからミドルクラスの釣りをする人
注意点
締め込む前に必ずしっかり湿らせてください。摩擦でラインが傷むのを防ぐためです。また、強度はFGノットなどと比べると劣るため、大物を狙う場面では他のノットを検討しましょう。
簡単で実用的な定番【オルブライトノット(改)】
次に紹介するのは、オルブライトノット。太さの異なるライン同士を結ぶのに適したノットで、個人ブログなどで紹介されている「改」タイプは、さらに簡単に結べるようにアレンジされたものです。
リーダーの輪っかにPEを通すなど、オリジナルより手順が簡略化されており、失敗が少ないのが特徴です。結び目も比較的小さく、ガイド通過時の抵抗が少ないのもメリットです。
結び方の手順
- リーダーを二重にして輪を作ります
- その輪にPEラインを通します
- PEラインでリーダーを8回ほど巻き付けます
- 巻き終わったら、PEラインの先端を最初に通した輪に戻します
- ゆっくり湿らせてから締め込みます
こんな人に向いています
- 簡単さと実用性のバランスを求める人
- 太さの異なるラインを結ぶ必要がある人
注意点
巻き数が少なすぎ(7回以下)ても、多すぎ(15回以上)ても強度が落ちると言われています。8〜10回程度を目安にするとよいでしょう。
PEラインをサルカンやルアーに結ぶなら【ハングマンズノット】
ここまで紹介してきたのは「ラインとライン」の結び方でした。では、PEラインを直接サルカン(スイベル)やルアーに結ぶ場合はどうすればいいでしょうか?
その場合はハングマンズノットがおすすめです。バリバス公式サイトの「ノット大図鑑」でも紹介されている定番の結び方で、簡単で確実に締まるのが特徴です。
サビキ釣りやちょい投げなど、リーダーを使わずにシンプルに釣りをしたい初心者にぴったりです。
結び方の手順
- ラインの端をサルカンの輪に通します
- ラインの先端を本線に巻き付けます
- できた輪に先端を戻して締めます
こんな人に向いています
- リーダーを使わずにPEラインを直結したい人
- サビキ釣りやちょい投げなどシンプルな釣りをする人
注意点
PEラインを結ぶと強度が半分になるという特性があります。結束強度は40〜60%程度と言われているので、PEラインの号数は少し太め(例えば2号以上)を選ぶと安心です。
また、エギングなどPEラインのしなやかさがデメリットとなる釣り方には向きません。そのような場合はリーダーを使いましょう。
強度重視なら【FGノット】をマスターしよう
ここまで「簡単な結び方」を中心に紹介してきましたが、どうしても強度が気になる人もいるでしょう。そんな時に選択肢に入るのがFGノットです。
シーガー公式サイトでも詳しく解説されている通り、PEラインとリーダーの結束で最もポピュラーなノットの一つで、その強度の高さから多くの上級者に支持されています。
結び目が非常に小さいため、ガイドへの引っ掛かりが少なく、キャストの飛距離を落としにくいのもメリットです。
ただ、結び方が複雑で練習が必要なのが難点。初心者が最初に覚えるノットとしてはハードルが高いでしょう。
こんな人に向いています
- 強度を最優先する中級者以上のアングラー
- 大物を狙う釣りをする人
注意点
ハーフヒッチの締め込みが甘いと強度が出ません。家で何度も練習してから釣り場で使うようにしましょう。結び方の詳細はシーガー公式サイトで確認するのが確実です。
PEラインの結び方でよくある質問
Q. 初心者にはどの結び方が一番簡単ですか?
トリプルエイトノットが最も簡単で覚えやすいでしょう。手順が少なく、ダイワ公式サイトでも初心者向けに紹介されています。まずはこれをマスターすることをおすすめします。
Q. 一番強い結び方は何ですか?
一般的にはFGノットやPRノットが強いと言われています。ただし、これらは結ぶのに練習が必要です。強度を求めるなら、まずはFGノットの練習から始めるとよいでしょう。
Q. FGノットは初心者でもできますか?
できなくはないですが、かなり練習が必要です。いきなり釣り場でやろうとせず、家で何度も練習してから本番に臨んでください。最初はトリプルエイトノットなど簡単なノットから始めるのが無難です。
Q. PEラインがすぐに切れてしまうのはなぜですか?
主な原因は以下の通りです。
- 結ぶ前に湿らせていない(摩擦熱で傷んでいる)
- 急に締め込んでいる(ラインが傷む)
- 根元ギリギリでカットしている(ほどけやすい)
- ライン自体が傷んでいる(古くなっていたり、擦れていたりする)
上記の基本ルールを確認して、正しい手順で結び直してみてください。
まとめ:自分の釣り方に合った結び方を選ぼう
PEラインの結び方にはいろいろな方法がありますが、大切なのは「自分の釣り方」と「自分のレベル」に合ったものを選ぶことです。
| 結び方 | 特徴 | こんな人に |
|---|---|---|
| トリプルエイトノット | 最も簡単 | 初心者、ライトゲーム |
| 10秒ノット | スピーディー | 時合いを逃したくない人 |
| オルブライトノット(改) | 簡単で実用的 | 太さが違うラインを結ぶ人 |
| ハングマンズノット | サルカン直結に便利 | リーダーを使わない人 |
| FGノット | 強度が高い | 強度重視の中級者以上 |
まずはトリプルエイトノットかハングマンズノットを覚えれば、たいていのシーンに対応できます。慣れてきたら10秒ノットやオルブライトノットにも挑戦してみましょう。
結び方をマスターすれば、ラインブレイクのストレスから解放されて、釣りがもっと楽しくなりますよ。最初は家で練習用のラインを使って何度も試してみてください。きっとすぐにコツが掴めるはずです。

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