「ブレード釣り」という言葉を聞いたけれど、実際にはどんな釣り方なのか、何が違うのか、よくわからない…そんな初心者の方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ブレード釣りの基本から、他のルアーとの違い、初心者におすすめのタックルまで、わかりやすく解説します。
ブレード釣りとは?その特徴と仕組み
ブレード釣りとは、ルアーの一部に金属製の「ブレード」と呼ばれる羽根や板が付いたルアーを使う釣り方の総称です。
このブレードが水中で回転したり振動したりすることで、強いフラッシング(閃光) と波動を発生させます。魚はこの視覚的・物理的な刺激に反応してバイト(食いつき)してくるのです。
特に、濁りがある場所や、魚の活性が高いときには効果を発揮しやすく、広範囲にアピールできるのが大きな特徴です。
ブレードの役割と狙える魚種
ブレードにはいくつかの種類があり、主に以下のような役割があります。
- 回転系ブレード:スピナーベイトのように、ブレード自体が回転することでフラッシングと振動を生む。
- 振動系ブレード:ハイピッチャーのように、水流を受けてボディ全体が振動するタイプ。
どちらのタイプも、魚の側線器官や視覚に強く働きかけるため、ブラックバス、トラウト、シーバス、さらにはアジやメバルといったライトゲームのターゲットまで、幅広い魚種に有効です。
他のルアーとの違いは?スプーン・スピナーと比較
ブレードルアーと間違えられやすいのが、「スプーン」や「スピナー」です。ここで、それぞれの違いを整理しておきましょう。
| ルアーの種類 | 特徴 | アピール方法 | 使い所 |
|---|---|---|---|
| ブレードルアー | 金属ブレードが付属 | 振動+閃光で強制的にアピール | 濁りがある時、魚の活性が高い時、広範囲を探りたい時 |
| スプーン | 金属板のみ(ブレードなし) | 不規則な動きで自然にアピール | クリアウォーター(水が澄んでいる時)、スローな誘致が効果的な時 |
| スピナー | ブレードルアーの一種(回転系) | ブレードの回転による閃光と微振動 | カバー(障害物)をかわしながら引ける。バス釣りで多用される |
つまり、ブレードルアーは「強力なアピール力」 が最大の特徴で、特に魚に食べさせるというよりは「反射的に食わせる」ようなシチュエーションで威力を発揮します。
初心者におすすめのブレードルアー3選
ここからは、実際に初心者の方でも使いやすい、おすすめのブレードルアーを紹介します。
1. ハイピッチャー(メガバス)
- 特徴:水中でヘラの部分が水流を受けて激しくブルブルと振動する、バイブレーションタイプの定番ルアーです。
- メリット:巻き始めから強烈な振動で広範囲にアピールできます。ボトムを取れない場所でも使いやすいのが魅力です。
- デメリット:振動が強い分、初心者がアクションをコントロールしづらい場合があります。
- 向いている人:広範囲を探りたい人、バスやシーバスなどのフィッシュイーターを狙う人。
- 向いていない人:ごくスローな誘致を好む人。
- 注意点:根掛かりしやすい場所では使用を避けるか、フックを工夫しましょう。
2. ジップブレード(マルシン)
- 特徴:スピナーベイトの一種で、金属ブレードが回転することでフラッシングと微振動を発生させます。
- メリット:ウィード(水草)やストラクチャー(構造物)を避けながら引けるため、カバー周りを攻めるのに最適です。バスが最も反応しやすいルアーの一つとして知られています。
- デメリット:ブレードの回転に慣れが必要です。巻き速度によっては回転せず、思ったようなアクションが出せないことがあります。
- 向いている人:バス釣り初心者~中級者。カバー周りを狙いたい人。
- 向いていない人:クリアウォーター(水が澄んでいる場所)で超繊細な釣りをしたい人。
- 注意点:ブレードの回転が止まらないように、常にラインにテンションをかけて巻くことが重要です。
3. スモールブレード(アピア)
- 特徴:小型のブレードが特徴で、ライトゲーム(アジ、メバル、トラウトなど)に特化した設計です。微細な振動でプレッシャーの高い魚にアプローチできます。
- メリット:小型魚にも食べられるサイズ感で、スレた魚にもバイトさせやすいです。
- デメリット:飛距離が出にくく、風の影響を受けやすい点が挙げられます。
- 向いている人:ライトゲームを楽しみたい人、繊細な釣りを好む人。
- 向いていない人:とにかく遠投して広範囲を探りたい人。
- 注意点:ラインは細め(PE0.3号~0.6号、フロロ2lb~4lb)が推奨されます。
ブレード釣りを始めるためのタックル選びのポイント
ブレード釣りを始めるには、ルアーに合ったタックル(ロッド・リール・ライン)を選ぶことが重要です。
ロッド(釣り竿)
ブレードルアーはある程度の重量があるものが多いため、ルアーウエイトに対応したロッドを選びましょう。
- バスやシーバスなどパワーゲーム:ベイトフィネスロッドや、M(ミディアム)~MH(ミディアムヘビー)のアクションのロッドがおすすめです。
- ライトゲーム(トラウト・メバルなど):UL(ウルトラライト)~L(ライト)クラスのスピニングロッドが適しています。
リール
- ベイトリール(両軸受リール):重量のあるルアーを正確にキャストし、パワーをダイレクトに伝えたい場合に適します。
- スピニングリール:ライトゲームや、細かいアクションをコントロールしたい場合に使いやすいです。
ライン(釣り糸)
- PEライン:感度が良く、飛距離も出しやすいのでおすすめです。ただし、ショックリーダー(先糸)としてフロロカーボンラインを結ぶと、根ズレや魚の見切られを防げます。
- フロロカーボンライン:沈みやすく、ルアーを深く探りたい場合に適しています。
よくある疑問と注意点
Q. ブレードルアーはいつ使うのが効果的ですか?
A. 濁りがある時や、風が強い日、魚の活性が高い時などに特に効果を発揮します。また、広範囲を手早く探りたいときにも最適です。
Q. 初心者でも簡単に使いこなせますか?
A. 基本的なアクションは「巻くだけ」なので、他のルアーよりは簡単に始められます。ただし、ルアーによって最適な巻き速度が異なるため、最初はゆっくりめから始めて、魚の反応を見ながら調整するとよいでしょう。
Q. ルアーをロスト(紛失)しやすい場所はありますか?
A. ブレードルアーは根掛かりしやすいルアーでもあります。岩場や沈み木、ウィードが密集している場所ではロストのリスクが高まるため、注意して使用しましょう。初心者は、ある程度開けた場所から始めるのが無難です。
Q. ブレードルアーに向いていないシチュエーションは?
A. 水が非常に澄んでいる場所では、ブレードの強いアピールが魚に警戒心を与えることがあります。そのような場合は、よりナチュラルなアクションのスプーンやミノーに切り替えるのが良いでしょう。
まとめ:ブレード釣りで釣りの幅を広げよう
ブレード釣りは、その強力なアピール力で、さまざまな魚種を狙える魅力的な釣法です。
- 特徴:ブレードの振動と閃光で魚を強制的にアピールする。
- 他ルアーとの違い:スプーンはナチュラル、スピナーはカバー攻略に強く、ブレードはパワー系という使い分けができる。
- おすすめルアー:ハイピッチャー、ジップブレード、スモールブレードは初心者にも扱いやすい定番品。
- タックル:ルアーウエイトに合ったロッドとリールを選び、ラインはPEまたはフロロを使い分ける。
初めての一本として、まずはおすすめのルアーとタックルを揃えて、フィールドに出てみてください。きっと、新たな釣りの楽しさを発見できるはずです。
なお、価格や仕様は変更される場合があります。購入の際は、必ず各メーカーの公式サイトや販売ページで最新情報をご確認ください。

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