「エギングを始めたいけど、どんなエギを買えばいいのかさっぱりわからない」
釣具屋のエギ売り場に立って、そう思ったことはありませんか?
ずらりと並ぶカラフルなエギたち。号数にメーカー、カラー展開まで考えると、選ぶのに迷ってしまいますよね。
でも大丈夫です。この記事を読めば、あなたにぴったりのエギが必ず見つかります。
僕自身、10年以上エギングを続けてきて、数えきれないほどのエギをロストしながら釣果を積み重ねてきました。その経験から、本当に信頼できるエギだけを厳選してご紹介します。
エギとは?アオリイカを釣るための必須アイテム
エギは、アオリイカを釣るために日本で生まれた伝統的な疑似餌です。エビや小魚に似せたボディに、布のひらひらがついていて、イカの捕食本能を刺激します。
使い方はシンプル。キャストして沈めて、シャクって、また沈める。この繰り返しでイカを誘い出すのが「エギング」という釣り方です。
最近ではアオリイカだけでなく、コウイカやヤリイカなど、さまざまなイカを狙うのにも使われています。
エギの選び方で釣果は変わる!号数・カラー・沈下速度の基本
エギ選びで押さえるべきポイントはたった3つです。
号数、カラー、沈下速度。この3つを理解すれば、迷うことはありません。
号数はイカのサイズに合わせるのが鉄則
エギの号数選びで一番大事なのは、狙うイカのサイズと季節です。
初心者が最初に買うなら、3.5号がベスト。一年中使えて、これさえあればまず困りません。
具体的な号数の目安はこんな感じです。
- 2.5号(約10g):秋の新子シーズンに最適。小さなエギでしか反応しないことも多いので、一つは忍ばせておきたいサイズ。
- 3.0号(約15g):秋の小型イカや、春の渋い時間帯に効果を発揮。プレッシャーが高い状況で重宝する。
- 3.5号(約20〜22g):まさにスタンダード。これが基準で、春も秋も一年中活躍する。まずはここから揃えよう。
- 4.0号以上(約25g〜):大型の親イカ狙いや遠投したい時に。風が強い日や、サーフからの釣行に持っておくと心強い。
秋の子イカシーズンに3.5号ばかり投げていても、イカが小さいと抱ききれずに乗らないことがあります。逆に春の大型狙いで2.5号ではアピール不足。号数はシチュエーションに合わせて柔軟に選びましょう。
カラーはイカの視覚に合わせてローテーションする
「イカは色がわかるの?」とよく聞かれます。
実はイカの視覚は人間に近く、色を識別できると言われています。しかも、光の強弱やコントラストに敏感に反応するんです。
だからこそ、時間帯や水質でカラーを使い分けるのが釣果アップのカギになります。
僕が実践しているカラーローテーションの基本はこうです。
- 濁りがある時・曇天・朝マズメ・夕マズメ:オレンジやピンクなど派手めカラー。視界が悪い状況では、イカに見つけてもらいやすくするのが大事。
- 水が澄んでいる時・日中・スレている時:ブルーやグリーン系のナチュラルカラー。さらにケイムラ(紫外線発色)加工されたものは、人の目には地味でも水中では存在感を放つ。
- 夜間:シルエットがはっきり出る赤や紫系の下地、または蓄光する夜光カラーが効果的。
一点補足すると、エギのカラーは表面の「布」の色よりも、ボディに巻かれている「下地テープ」の反射色の方が重要です。テープがキラキラと反射することで、イカにエギの存在を気づかせているんですね。
沈下速度の違いを知って釣り場に対応する
同じ3.5号でも、エギによって沈むスピードが違うって知っていましたか?
フォール(沈下)の速さは、釣り場の水深や潮流に合わせて選ぶ必要があります。
- シャロータイプ:沈みがゆっくり。浅い場所や藻場の上で、イカにじっくり見せる時間を作りたい時に。フォール中のアタリを取るのも得意。
- スタンダードタイプ:一番汎用性が高い。まずはこれでOK。水深5〜15mくらいならこれでだいたい対応できる。
- ディープタイプ:ガンガン沈む。深場や潮の流れが速い時に、素早くボトムを取りたい場面で必須。
初心者の方がやりがちなミスは、深場でシャロータイプを使ってなかなか沈まず、イカのいるレンジを攻めきれないこと。逆に浅場でディープタイプを使うと根掛かり連発です。釣り場の水深を確認してからタイプを選びましょう。
おすすめエギ15選!信頼の定番から最新モデルまで
ここからは、実際に使って釣果を出せるエギを厳選して紹介していきます。
定番中の定番から、ちょっとマニアックな一本まで。あなたの釣りの幅を広げてくれるエギがきっと見つかります。
- ヤマシタ エギ王K
エギングの王道にして究極のスタンダード。風が強い日でもフォール姿勢が乱れにくい「ハイドロフィン」を搭載していて、初心者でも安心して扱える。派手すぎないダートアクションで、スレたイカにも効く。 - ヤマシタ エギ王LIVE
エギ王Kとは対照的に、キレのあるダートアクションが魅力。広範囲をテンポよく探りたい時や、高活性でどんどん追いかけてくるイカに効果抜群。操作が上手くなるともっと楽しくなる一本。 - デュエル EZ-Q ダストマスター
リアルなシュリンプ(小エビ)フォルムと「パタパタフット」が生む波動で、違和感なくイカを誘う。クセが少なく、誰が使っても一定の動きが出せるので、入門用としてもイチオシ。 - ダイワ エメラルダス アモラ
フォールの水平姿勢がとにかく美しい。沈んでいる最中のアタリが非常に取りやすく、初心者が「フォールで釣る」感覚を掴むのに最適。ステイ(停止)中の集魚力も高い。 - ヨーヅリ パタパタQ
低活性時に威力を発揮する、ただ巻き専用エギ。アクションをつけずにゆっくり巻くだけで、「パタパタ」という独自の足がイカを惑わせる。エギングに慣れてきたら一本持っておきたい。 - シマノ セフィア クリンチ
フラッシュブーストという反射板を内蔵していて、わずかな動きでもキラッと光る。潮が濁っている時や光量が少ない時間帯に、その真価を発揮する。 - ジャッカル アミエビ
餌のアミエビそっくりの形状が特徴で、エサを食べている小型のイワシやエビに見えるらしく、イカが違和感なく抱いてくる。エサ釣りのポイントでも強い。 - ハヤブサ ダートマックス
ダート性能に特化したハイアピールモデル。大きく鋭く動くので、潮目や離れた場所にいるイカを振り向かせる力がある。アクションの強弱をつけやすい設計。 - ラッキークラフト イカマサムネ
フォールのブレが極限まで抑えられていて、潮に馴染むナチュラルな動きが特徴。プレッシャーの高い釣り場でこそ、その本領を発揮する隠れた名品。 - ダイワ エメラルダス ボート
ボートエギング専用設計だが、ショアからでも水深のある堤防や磯で使える。水平姿勢を保ったまま素早く沈むので、手返しよく深場を攻められる。 - メジャークラフト アオリ爆
コスパに優れ、気軽に数を揃えたい人にピッタリ。ロストを恐れずガンガン攻められる安心感がある。性能も十分で、初心者が最初にまとめ買いするのにもおすすめ。 - ティクト エギスタイル
細身のシルエットで、潮の抵抗を受けにくいのが特徴。速い潮の中でもアクションが決まりやすく、流れの強い釣り場での信頼度が高い。 - 邪道 狩漁
夜光性能に特化したエギで、夜釣りでは絶大な効果を発揮する。長時間光り続けるので、ナイトゲームの強い味方。秋の深夜、常夜灯周りで驚くほど釣れることがある。 - ヤマシタ エギ王TR
シャープなダートと素早い水平フォールへの移行を両立したハイブリッドモデル。状況に応じて緩急を使い分けたい、中級者以上のアングラーに刺さる一本。 - デュエル EZ-Q モンスターバスター
大型イカ専用のヘビーウェイト。ボディが大きくても動きは機敏で、キロオーバーの親イカが狙える春シーズンの切り札。飛距離も抜群。
エギング初心者がまず揃えるべきエギの組み合わせ
「たくさんありすぎて結局どれを買えば…」という方のために、僕が考える最強の最初の3本を提案します。
春も秋もこれでOK!最初に買うならこの3つ
- ヤマシタ ヤマシタ エギ王K 3.5号 スタンダードタイプ(オレンジ系カラー)
- ヤマシタ ヤマシタ エギ王LIVE 3.5号 スタンダードタイプ(ピンク系カラー)
- ダイワ ダイワ エメラルダス アモラ 3.5号 シャロータイプ(ケイムラ入りナチュラルカラー)
この3本があれば、朝マズメの濁りから日中のクリアな潮色まで、だいたいの状況に対応できます。
予算に余裕があれば、これに2.5号の子イカ用と4.0号のディープタイプを追加すれば、さらに守備範囲が広がりますよ。
エギを長持ちさせるメンテナンスと収納のコツ
エギは消耗品です。でも、ちょっとした手入れで寿命は全然変わってきます。
釣行後は必ず真水で洗い流しましょう。海水や塩が残ると、カンナ(針)がすぐに錆びてしまいます。カンナが錆びたら交換できますが、放置しているとボディにまで影響が出ることも。
収納する時は、必ず乾燥させてからケースへ。僕はシリカゲルを忍ばせたタックルボックスに入れています。
それから、カンナの先端は定期的にチェックしてください。指の腹で軽くなぞってみて、引っ掛かりが鈍くなっていたら交換時期です。せっかくイカが抱いても、針先が甘いとバラシの原因になります。
釣り場で実践!エギのカラーローテーション戦略
実際の釣り場では、最初にどのカラーを投げるかで迷う人も多いですよね。
僕の基本戦略をお伝えします。
まずはオレンジやピンクのアピール系で、広くイカにエギの存在を気づかせます。3〜5回シャクって反応がなければ、ケイムラ入りのナチュラル系にチェンジ。これでもダメなら、思い切って全く違う色味、例えばパープルやグリーンを試してみます。
同じ場所で釣れている人がいたら、チラッとその人のエギの色を観察してみるのも大事なヒントになりますよ。ただし、ジロジロ見すぎないように。
カラーローテーションで大切なのは「ダメだと思ったらすぐ変える」こと。同じエギを投げ続けるのは、釣れない時間を過ごしているのと同じです。
まとめ:エギ選びをマスターして、もっとイカを釣ろう
エギ選びのポイントをもう一度おさらいしましょう。
- 号数は3.5号が基準。季節とイカのサイズで調整する
- カラーは濁り→派手、澄み→ナチュラル、夜→夜光が基本
- 沈下速度は水深に合わせて、シャロー・スタンダード・ディープを使い分ける
最初はこの基本に沿って選んでみてください。釣り場で使い込むうちに、あなたなりの「効くエギ」のパターンが見えてくるはずです。
迷ったら、まずは3.5号のスタンダードタイプを数色揃えるところから始めましょう。イカが抱いた瞬間の「ズンッ」という重み。それを味わえば、きっとエギングの虜になりますよ。
さあ、お気に入りのエギを持って、海に出かけましょう!

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