バイクで釣りに行きたい。でも、何をどう準備すればいいのかわからない……。
そんな悩みを抱えるライダー&アングラーのために、この記事ではバイク釣行に必要な装備の選び方から、具体的なアイテム紹介、積載のコツまでをまるごと解説します。
バイク釣行でまず考えるべき「セット」の条件とは?
バイク釣行の最大のハードルは、積載スペースです。
車と違って荷物を自由に積めるわけではありません。限られたスペースに、釣り道具一式をコンパクトに収める必要があります。
そこでカギになるのが、ロッドの 「仕舞寸法(しまいすんぽう)」 です。
仕舞寸法とは、ロッドを折りたたんだり、継ぎを外したりしたときの最も短い長さのこと。バイクに積むなら、この仕舞寸法が40〜50cm台の「パックロッド」が鉄板です。
パックロッドなら、シート下やバッグの隙間にスッと収まります。まさにバイク釣行のためのロッドと言えるでしょう。
とはいえ、釣り道具はロッドだけではありません。
バイク釣行で持っていくべき「セット」の構成は、以下のようなイメージになります。
- ロッド(パックロッド推奨)
- リール
- ロッドケース(必須級のアクセサリー)
- タモ網(コンパクトなもの)
- クーラーボックスまたは釣りバケツ
- フィッシングバッグやベスト
- 小物類(ライン、ルアー、エサ、ハサミなど)
この中でも、ロッドとリール、そしてロッドケースは特に慎重に選びたいところです。
バイク釣行におすすめのロッド&リールセット
ここからは、バイク釣行にぴったりのアイテムを厳選して紹介します。
1. シマノ スコーピオン 2602R-5
まず最初に紹介するのは、シマノのパックロッド「スコーピオン 2602R-5」です。
このロッドの最大の魅力は、仕舞寸法44.1cmという超コンパクトサイズ。5ピース構造で、シート下収納はもちろん、ツーリング用のバッグにもラクに収まります。
コンパクトながら、シマノの先端技術である「スパイラルX」や「ハイパワーX」を搭載。バイク釣行だからといって、性能を妥協したくない人にぴったりです。
向いている人
持ち運びやすさを最優先したい人。幅広い釣り場に出かけたいアクティブなアングラー。
向いていない人
1ピースロッドのような、一本ものの粘りや曲がりを重視するタイプの人。
購入前の注意点
パックロッドは継ぎ目が多いため、組み立て時に各ガイド(ラインを通すリング)の向きがきちんと揃っているか確認することが大切です。
2. ダイワ 23シグナス 3000H-LBD
ロッドを選んだら、次はリールです。こちらはダイワの両軸リール「23シグナス 3000H-LBD」。
このリールの特徴は、「BITURBO(ビターボ)ブレーキ」の搭載です。従来比で2倍の制動力と、4分の1の制動時間を実現しており、テトラ(消波ブロック)周りで魚が根に潜ろうとする強烈な引きにも対応できます。
バイク釣行では、限られた時間で勝負をかけたい場面も多いもの。パワフルなファイトを楽しみたい人には、頼もしい味方になってくれるでしょう。
向いている人
根魚や大型魚とのパワフルなやり取りを楽しみたい人。制動力を重視する人。
向いていない人
シンプルなドラグ機構を好む初心者の方。LBD(レバーブレーキドラグ)の操作に慣れが必要な場合があります。
購入前の注意点
リールをバイクに積む際は、ぶつけて傷つけないようにケースに入れるなど、保護対策をしておくと安心です。
3. トラギア Note S706L
続いては、初心者から中級者まで幅広く使いやすい「トラギア Note S706L」。
こちらも仕舞寸法が44cmとコンパクト。ライトゲームからトラウトまで対応する汎用性の高さが魅力です。
「とりあえず一本持っておけば、なんとかなる」という、いわばオールラウンダー的な存在。価格帯も比較的入手しやすいモデルなので、バイク釣行デビューを考えている人にもおすすめできます。
向いている人
「旅先でフラッと釣りを楽しみたい」というライトユーザー。コストパフォーマンスを重視する人。
向いていない人
シーバスやヒラマサなど、明らかに大物をターゲットにしている上級者。
購入前の注意点
穂先が細いので、折らないように取り扱いには注意が必要です。バッグに詰め込むときは、ケースに入れるか、硬いものと一緒にしないようにしましょう。
4. アブガルシア(Abu Garcia) セミハード ロッドケース
せっかく良いロッドを選んでも、走行中の風圧や振動で傷つけてしまっては元も子もありません。
そこで必須級のアクセサリーが、この「アブガルシア セミハード ロッドケース」です。
セミハードタイプなので、軽量で柔軟性がありながら、ロッドをしっかり保護してくれます。特にチャック式のモデルは蓋が飛ぶ心配がなく、バイクへの固定もしやすいのがポイントです。
向いている人
走行中の風圧や飛び石からロッドをしっかり守りたい人。ロッドをバイクに固定して運びたい人。
向いていない人
絶対的な堅牢性を求める人。その場合は、より硬いハードケースを検討したほうがよいでしょう。
購入前の注意点
必ず自分のロッドの仕舞寸法に合ったサイズを選んでください。長さ調整機能付きのモデル(120〜210cm対応など)もありますが、購入前にしっかり確認しましょう。
バイクへの積載方法と安全対策
道具が揃ったら、いよいよ積載です。ここで失敗すると、走行中に荷物を落としたり、破損させたりする原因になります。
荷物を固定するときの3つのポイント
1. ロッドケースは必ず固定する
ロッドケースをバイクに積むときは、ゴムバンドやネットホルダーを使って、動かないように固定してください。走行中の振動でケースが動くと、ロッドに負担がかかります。
2. 重量バランスを意識する
重いものはできるだけ低い位置に、左右のバランスを考えて積みましょう。偏った積載は、走行安定性を損ねる原因になります。
3. はみ出しは厳禁
道路交通法では、荷物は車体からはみ出してはいけません。前後左右に飛び出さないように、しっかり収まる範囲で積載しましょう。
よくある疑問:リュックだけで釣りに行ける?
Q&Aサイトなどでもよく見られる質問です。
結論から言うと、小型のパックロッドとリールだけならリュック一つでも運べることは運べます。
ただし、現実的にはどうでしょうか。
釣れた魚を入れるクーラーボックスや、タモ網、エサや小物類まで考えると、リュック一つではどうしてもキャパシティが足りなくなります。
そのため、バイク釣行ではタンデムシートに積むか、サイドバッグやシートバッグを活用するのが実用的です。
まとめ
バイク釣行を成功させるカギは、「コンパクトさ」と「固定」にあります。
特にロッドは、仕舞寸法が40〜50cm台のパックロッドを選ぶことで、装備の自由度がぐっと上がります。そして、せっかくのロッドを守るために、セミハードケースのような保護アイテムも忘れずに準備しましょう。
今回紹介したアイテムをまとめると、こんな「セット」が完成します。
- コンパクトなパックロッド(スコーピオン 2602R-5 や トラギア Note S706L など)
- 制動力の高いリール(23シグナス 3000H-LBD など)
- ロッドを守るセミハードケース(アブガルシア セミハード ロッドケース など)
このセットがあれば、あなたのバイクは自由な釣り場へと変身します。
あとは、行き先の釣り場のルールを確認して、安全運転で出かけましょう。バイクと釣り、二つの趣味が掛け合わさったとき、新しい冒険が始まります。

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