Google広告の「LAST_30_DAYS」とは?過去30日間のデータ取得方法を解説

Google広告のレポートやAPIを使っていると、「LAST_30_DAYS」という日付範囲指定を見かけることがあるでしょう。

「過去30日間のデータを取得したい」と思ってこの構文を使ったものの、実際に表示されたデータの期間が思っていたのと違っていた……そんな経験はありませんか?

この記事では、LAST_30_DAYSの正確な意味や使い方、似ている日付範囲オプションとの違いまで、実際の業務で迷わないように詳しく解説していきます。

LAST_30_DAYSの基本的な意味と定義

LAST_30_DAYSは、Google広告のレポートやGoogle Ads APIで使われる日付範囲指定構文のひとつです。

その定義はとてもシンプル。今日を含まない、過去30日間のデータを取得するための指定方法です。

たとえば、2026年6月27日午前10時にレポートを実行したとしましょう。この場合、LAST_30_DAYSが返すデータは以下の期間になります。

  • 2026年5月28日午前0時 から
  • 2026年6月26日午後11時59分 まで

つまり、今日(6月27日)のデータは含まれず、その前日である6月26日までの30日分が対象になるわけです。

LAST_30_DAYSの具体的な使い方

実際にどのように使うのかを見ていきましょう。

Google Ads APIでは、クエリの中で以下のように指定します。

segments.date DURING LAST_30_DAYS

これは「過去30日間のデータを日別で取得する」という意味になります。

また、Search Ads 360のレポート機能では、last_30_days()という関数の形で使われることもあります。こちらも同じく「最近の真夜中から遡って30日間」のデータを返し、満たない日数は計算に含めないというルールです。

LAST_30_DAYSはあくまでプリセットされた日付範囲のひとつなので、複雑な設定なしで簡単に過去30日間のデータを取得できるのが大きな特徴です。

「今日を含まない」が重要な理由

ここが多くの人が混乱しやすいポイントです。

「過去30日間」と聞くと、なんとなく「今日を含めた直近30日分」とイメージする方もいるかもしれません。しかし、Google広告のLAST_30_DAYSは明確に今日を除外します。

なぜ今日を含まないのでしょうか。

これは、当日のデータがまだ確定していない(途中経過である)ことが多いためです。広告のインプレッションやクリックはリアルタイムで変動するため、当日の数値を含めてしまうと、レポートの一貫性が損なわれる可能性があります。

そのため、LAST_30_DAYSのように「昨日までの確定データ」を基準にした日付範囲が用意されているのです。

LAST_30_DAYSと似ている日付範囲オプションの違い

LAST_30_DAYSの理解を深めるために、他の日付範囲オプションとの違いを確認しておきましょう。

LAST_7_DAYS / LAST_14_DAYS

これらもLAST_30_DAYSと同じルールです。

  • 今日を含まない
  • 指定された日数分、遡った期間のデータを取得する

期間の長さが異なるだけで、考え方はまったく同じです。直近7日間のデータが欲しければLAST_7_DAYS、14日間ならLAST_14_DAYSを使います。

LAST_MONTH(先月)

こちらはLAST_30_DAYSとはまったく別の考え方です。

LAST_MONTH前月の全日(1日から月末まで) を取得します。たとえば2026年6月に実行すれば、2026年5月1日から5月31日までのデータです。

LAST_30_DAYSがローリング方式(実行日を基準に遡る)なのに対し、LAST_MONTHは暦月ベースで固定される点が大きな違いです。

「過去30日間」と「過去1ヶ月」の違い

SaaS製品などでは「過去30日間(last 30 days)」と「過去1ヶ月(last 1 month)」が混同されがちですが、これらも定義が異なります。

  • 過去30日間(last 30 days):今日からちょうど30日前からの期間(ローリング方式)。LAST_30_DAYSと同じ考え方です。
  • 過去1ヶ月(last 1 month):前月全体+今月の今日までの期間。こちらは暦月をベースにした期間です。

たとえば2026年7月5日の場合、「過去30日間」は2026年6月6日〜7月5日(今日を含むパターン)となりますが、「過去1ヶ月」は6月1日〜7月5日というように、少しズレが生じます。

この違いはGoogle広告に限らず、さまざまなツールで見られるので、覚えておくと役立ちますよ。

LAST_30_DAYSのよくある疑問

「今日のデータを含めるにはどうすればいいの?」

当日のデータまで含めてレポートしたい場合は、TODAYという日付範囲指定を使います。

ただし、前述したように当日のデータは確定前の値であることを理解したうえで使うようにしてください。

「LAST_30_DAYSとLAST_MONTH、どっちを使うべき?」

これは目的によります。

  • 直近のトレンドを一定期間で比較したい → LAST_30_DAYS
  • 先月の月次レポートを作成したい → LAST_MONTH

といった使い分けが一般的です。どちらが優れているという話ではなく、取得したいデータの性質に合わせて選ぶのが正解です。

「日付範囲を間違えるとどうなる?」

日付範囲の解釈を間違えると、レポートの数値が思っていたものと異なります。たとえば、月次レポートのつもりでLAST_30_DAYSを使ってしまうと、前月全体ではなく「今日から遡った30日間」のデータになるので、意図した集計期間とズレが生じます。

レポートの日付範囲は、必ずダブルチェックする習慣をつけましょう。

まとめ:LAST_30_DAYSを正しく使いこなそう

LAST_30_DAYSは、Google広告で過去30日間のデータを取得するための便利な日付範囲指定です。

  • 今日を含まない(昨日までの30日間)
  • ローリング方式(実行日を基準に遡る)
  • LAST_MONTH(先月)とは定義が異なる

この基本的なポイントを押さえておけば、レポート作成時に「なんかデータがおかしい」と混乱することは減るはずです。

日付範囲ひとつでも、その定義を正しく理解しているかどうかでデータの見え方は大きく変わります。ぜひ、今日からLAST_30_DAYSを自信を持って使いこなしてみてください。

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