観葉植物を育てていて、「根腐れが心配」「鉢の底の通気性をよくしたい」と思ったことはありませんか?そんなときに役立つのが「エアレーション」という考え方です。実はこのエアレーション、100均でも手に入るアイテムなんです。
今回は、ダイソー・セリア・キャンドゥで販売されているエアレーション関連商品を比較しながら、それぞれの特徴や選び方を解説していきます。これから購入を検討している人の参考になれば幸いです。
そもそもエアレーションって何?
まずは基本から。エアレーションとは、簡単にいうと「土の中に空気を含ませること」です。
植物の根は、呼吸をしながら育ちます。ところが、水をあげすぎたり、鉢の底が詰まっていたりすると、土の中の空気が減ってしまいます。そうなると根が酸欠状態になり、根腐れの原因に。エアレーションは、この根腐れを予防したり、根の成長を助けたりするためにとても大切な作業なんです。
一般的には、鉢の底に「鉢底石」を敷くことで通気性を確保する方法がよく知られていますが、最近では「エアレーションキャップ」と呼ばれるアイテムを使う方法も増えています。そして、このエアレーションキャップが、なんと100均でも買えるんです。
100均で買えるエアレーション道具の種類
現在、主要な100円ショップであるダイソー、セリア、キャンドゥでは、それぞれエアレーション関連商品が販売されています。今回はこの3社の商品を比較していきます。
いずれの商品も価格は110円(税込) で、手軽に試せる価格帯なのが魅力です。ただし、素材や形状は各社で異なるため、自分の鉢や育てている植物に合ったものを選ぶことが大切です。
1. ダイソー エアレーションキャップ
ダイソーのエアレーションキャップは、樹脂製のドーム状になったタイプが主流です。2個入りで販売されていることが多く、コスパの良さが特徴です。
特徴とメリット
- 底面が盛り上がったドーム形状で、鉢の底に空間を作りやすい
- 樹脂製のため軽量で、取り扱いがしやすい
- スリット(切れ目)が入っているものが多く、通気性を確保しやすい設計
デメリット
- プラスチック製のため、長期間の使用で日光による劣化が気になる場合がある
- 陶器製に比べると重みがないので、軽い鉢の場合は安定性にやや欠けることも
こんな人に向いています
- とにかくお得に試してみたい人
- 軽いプラスチック鉢を使っている人
- 植え替えのたびに気軽に交換したい人
向いていない人
- 陶器の風合いや質感を重視する人
- 重厚感のある大きな鉢で使いたい人
購入前の注意点
ダイソーのエアレーションキャップは、店舗によって在庫状況が異なります。また、リニューアルやデザイン変更が比較的頻繁に行われるため、実際に店頭で手に取ってサイズ感を確認するのがおすすめです。
2. セリア エアレーションキャップ
セリアでは、陶器製(素焼き) のエアレーションキャップが販売されているのが大きな特徴です。形状は4本脚がついたタイプが中心です。
特徴とメリット
- 素焼きの陶器は吸水性があり、余分な水分を吸収してくれる
- 通気性が非常に高く、根腐れ防止に効果的
- 陶器ならではの重みがあるため、鉢が安定しやすい
デメリット
- 陶器のため、落としたりぶつけたりすると割れやすい
- 樹脂製に比べて重いので、軽い鉢との相性はあまり良くない
- 水はけが良くなりすぎて、乾燥を好まない植物には注意が必要なことも
こんな人に向いています
- 多肉植物など、乾燥気味を好む植物を育てている人
- 陶器の質感や風合いを楽しみたい人
- 重めの鉢を使っていて安定感を求める人
向いていない人
- 軽量なプラスチック鉢を使っている人(バランスが悪くなることがある)
- 落とす心配がある場所で使いたい人
- 湿り気を好む植物(シダ類など)を育てている人
購入前の注意点
セリアの陶器製エアレーションキャップは、サイズが複数ある場合があります。購入前に自分の鉢の底穴のサイズを確認しておきましょう。また、素焼きは割れ物なので、取り扱いには十分注意が必要です。
3. キャンドゥ エアレーションキャップ
キャンドゥのエアレーションキャップは、樹脂製が中心ですが、ダイソーよりも種類やデザインのバリエーションが豊富な傾向があります。網目状のものや突起付きのものなど、目的に合わせて選びやすいのが特徴です。
特徴とメリット
- 種類が多いので、自分の鉢のサイズや形に合わせやすい
- デザイン性に優れたものもある
- 樹脂製のため軽く、扱いやすい
デメリット
- 樹脂製のため、ダイソー同様に経年劣化の可能性がある
- 種類が多すぎて、初心者にはどれを選べばいいか迷ってしまうことも
こんな人に向いています
- サイズや形状にこだわりたい人
- デザイン性も重視したい人
- いくつか試してみて、自分に合うものを見つけたい人
向いていない人
- 「とにかく一番スタンダードなものが欲しい」という人(種類が多くて迷う可能性あり)
- 陶器製を探している人(キャンドゥは樹脂製が中心)
購入前の注意点
キャンドゥは店舗によって品揃えが極端に異なることがあります。特にエアレーションキャップは、園芸コーナーのある大型店舗でないと見つけられないことも。店舗検索をしてから出かけるとスムーズです。
鉢底石とエアレーションキャップ、どっちがいいの?
ここで気になるのが、「従来の鉢底石と、エアレーションキャップはどちらが良いのか?」という疑問です。
鉢底石のメリット
- 誰でも簡単に使える
- 量を調整できるので、鉢のサイズに合わせやすい
- 安価で手に入る
鉢底石のデメリット
- 重いので、大きな鉢だと持ち運びが大変
- 植え替えのときに取り出すのが面倒
- 虫が湧くことがある
エアレーションキャップのメリット
- 軽量なので、鉢全体が軽くなる
- 植え替えが非常に簡単(キャップを外すだけ)
- 清潔に使える
エアレーションキャップのデメリット
- 鉢の底穴のサイズに合わないと使えない
- 複数個の鉢に使うとなると、それなりにコストがかかる
結論としては、小~中サイズの鉢にはエアレーションキャップがおすすめです。軽量化できて植え替えも楽になります。一方で、大きな鉢(5号以上)の場合は、鉢底石を併用するか、従来の鉢底石だけを使うほうが安定するかもしれません。どちらか一方にこだわらず、鉢のサイズや育てている植物に合わせて選ぶのがベストです。
エアレーションキャップを選ぶときの3つのポイント
ここで、100均のエアレーションキャップを選ぶときに押さえておきたいポイントをまとめておきます。
1. 鉢の底穴のサイズを測る
エアレーションキャップは、鉢の底穴にぴったり合うサイズを選ぶことが重要です。小さすぎるとグラつきますし、大きすぎると入りません。購入前に、自分の鉢の底穴の直径を測っておくことをおすすめします。
2. 素材で選ぶ
樹脂製か陶器製かは、育てる植物や置き場所によって選びましょう。乾燥気味を好む植物には陶器製が、そうでなければ樹脂製でも十分です。また、屋外で使う場合は陶器製のほうが劣化しにくいというメリットもあります。
3. 形状で選ぶ
ドーム型、脚付き型、突起型など、形状もさまざまです。どれも通気性を確保するという目的は同じですが、土の量や鉢の深さによって相性が変わることがあります。初めての人は、まずはスタンダードな形状から試してみるとよいでしょう。
100均エアレーションキャップのよくある疑問
Q. エアレーションキャップを使えば、鉢底石は完全に不要になりますか?
A. 必ずしも不要になるわけではありません。小~中サイズの鉢であれば、エアレーションキャップだけで十分な場合が多いです。しかし、大きな鉢や深い鉢の場合は、キャップだけでは底の空間が足りないことがあるため、鉢底石と併用するほうが安心です。自分の鉢のサイズと相談しながら決めましょう。
Q. エアレーションキャップを使っても、水のあげすぎには注意が必要ですか?
A. もちろんです。エアレーションキャップはあくまで「通気性を高めるためのアイテム」であり、水のあげすぎを許容するものではありません。使い始めたからといって水やりを増やすのではなく、今までどおり土の乾き具合を確認してから水をあげるようにしましょう。
Q. どの店舗でも買えますか?
A. いいえ、店舗によって品揃えが異なります。特にエアレーションキャップは園芸コーナーが充実している店舗でないと見つけられないことがあります。大型店やホームセンター併設の店舗を狙うと見つけやすいです。
Q. エアレーションキャップは洗って再利用できますか?
A. できます。植え替えのたびに流水で軽く洗い、土や古い根を取り除けば繰り返し使えます。陶器製の場合は、しっかり乾燥させてから使うとより長持ちします。
まとめ:自分の植物に合ったエアレーションを選ぼう
100均のエアレーションキャップは、どれも110円というお手頃価格で手に入る優秀なアイテムです。
- ダイソー:樹脂製で軽量・コスパ重視
- セリア:陶器製で通気性・安定感重視
- キャンドゥ:種類豊富で自分に合ったものを探せる
どれが「正解」というわけではなく、育てている植物の種類や鉢のサイズ、置き場所によって最適なものは変わります。まずは1つ購入して試してみて、自分に合うかどうかを確かめてみるのがいいでしょう。
エアレーションを取り入れて、植物が元気に育つ環境づくりを始めてみてはいかがでしょうか。

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