24ルビアスとは?軽量化と剛性を両立した新世代スピニングリール
ダイワから発売されている「24ルビアス」は、ルビアスシリーズ誕生20周年を記念した6代目モデルです。2024年8月に発売され、現在も多くのアングラーから支持を集めているスピニングリールです。
このモデルの最大の特徴は、「エアドライブデザイン」と「モノコックボディ(MQ)」を融合させた点にあります。従来の軽量リールが抱えていた「剛性とのトレードオフ」という課題に対し、素材と構造の両面からアプローチすることで、軽さと強さを高い次元で両立させました。
ボディとローターには軽量かつ高剛性な「ZAION」素材を採用。これにより、シリーズ最軽量となるモデルでは自重145gを実現しながら、モノコック構造による高い剛性も確保されています。一見すると相反する要素をまとめ上げた、まさに「進化系」のリールと言えるでしょう。
軽さの秘密は「エアドライブデザイン」にあった
24ルビアスがなぜここまで軽く、そして使いやすいのか。その答えは「エアドライブデザイン」という思想にあります。
これは単なる軽量化ではなく、「回転系の軽さ」を追求した設計です。具体的には以下の4つのパーツが最適化されています。
- エアドライブローター:ローター自体の軽量化とバランス調整
- エアドライブベール:ベールの開閉をより軽快に
- エアドライブスプール:スプールの形状見直しによる糸絡み低減と飛距離アップ
- エアドライブシャフト:シャフトの軽量化による感度向上
この総合的なアプローチにより、実釣時の「巻き出しの軽さ」や「ルアー操作のしやすさ」が格段に向上していると言われています。数字上の軽さだけでなく、使って感じられる軽さを実現した点が、このモデルの真価と言えるでしょう。
また、ドラグシステムにもこだわりが見られます。LT2000S-PからLT4000-XHまでは「ATD TYPE-L」が搭載され、滑らかなドラグ性能を発揮。一方、LT5000D-CXHには「ATD TOUGH」が採用されており、カーボンワッシャーによる高い耐久性と安定したドラグ力を備えています。狙う魚や釣り方によって、最適なドラグシステムが選べるようになっているのです。
LTモデルを中心に紹介|全機種の特徴とスペック
24ルビアスシリーズは、大きく分けてLT(ライトタフ)、SF(スーパーファイン)、ST(スーパーチューン)の3つのシリーズ展開となっています。ここでは特に多くのアングラーが注目するLTシリーズを中心に、モデルごとの特徴を詳しく見ていきましょう。
1. 24LUVIAS LT2000S-P / LT2000S-H
シリーズ最軽量(145g)を誇るエントリーモデルです。LT2000S-Pはギア比4.9、巻き取り長さ64cm。LT2000S-Hはハイギア仕様でギア比5.8、巻き取り長さ76cmとなっています。
特徴
どちらも自重145gという驚異的な軽さが最大の特徴です。長時間の釣行でも疲れにくく、繊細なルアー操作が求められる場面で真価を発揮します。
メリット
圧倒的な軽さによる疲労軽減はもちろん、軽量スプールによるルアーの飛距離アップも期待できます。
デメリット
小型・軽量モデルのため、大物とのファイトではパワー不足を感じる場合があります。
向いている人
アジング、メバリング、トラウトなど、軽量ルアーを使うライトゲームをメインとするアングラーに最適です。
向いていない人
シーバスや小型青物など、ある程度のパワーが必要な釣りをメインにする方には、後述するPCモデルやLT2500Sがおすすめです。
注意点
スプールキャパシティが限られているため、使用するラインの太さと長さを事前に確認しておきましょう。
2. 24LUVIAS LT2500S
自重150gと、LT2000Sシリーズからわずか5g増ながら、より幅広い釣りに対応する万能モデルです。ギア比5.1、巻き取り長さ72cmです。
特徴
エギング、ライトショアジギング、バスフィッシング(パワーフィネス)など、多様なフィールドで活躍するバランスの取れた一台です。
メリット
一つのリールで様々な釣りに対応できる汎用性の高さが魅力です。
デメリット
どの釣りにも「そこそこ」対応できる反面、専門性を極める用途ではやや物足りなさを感じるかもしれません。
向いている人
一つのリールでエギングやライトソルトゲームなど、幅広い釣りを楽しみたいアングラーに最適です。
向いていない人
特定の釣りに特化した性能を求める方には、専用モデルの方が満足度が高いでしょう。
注意点
ラインキャパシティやドラグ性能は、ターゲットに合わせて適切に設定する必要があります。
3. 24LUVIAS PC LT2500
PCは「パワーカスタム」の略称です。ノーマルのLT2500Sより一回り大きいボディを採用し、最大ドラグ力が10kgに向上しています。自重は170gです。
特徴
SUS製メインシャフトの採用により、剛性と耐久性が向上。よりパワフルなファイトが可能になりました。
メリット
ドラグ性能と剛性が向上しているため、シーバスなどのフィッシュイーターを狙う際に安心して使用できます。
デメリット
自重が170gと、LTモデルの中ではやや重めです。
向いている人
シーバスやライトショアジギングなど、ドラグを多用するパワフルなゲームを想定しているアングラーに最適です。
向いていない人
アジングなどの超軽量ゲームには、LT2000Sシリーズの方が適しています。
注意点
ドラグ力が上がった分、ラインやロッドとのバランスをしっかり考慮する必要があります。
4. 24LUVIAS LT5000D-CXH
シリーズ最大サイズのパワーモデルです。自重は225gで、最大ドラグ力は12kgに達します。
特徴
ATDタフ(カーボンワッシャー採用)を搭載し、高い耐久性を実現。EVAラウンドライトノブを採用し、パワフルなファイトでもしっかりグリップできます。
メリット
大物とのファイトでも安心して使用できる耐久性とパワーを備えています。
デメリット
重量があるため、長時間の使用やライトゲームには不向きです。
向いている人
サーフキャスティング、ライトショアジギングなど、大型魚を狙うパワーフィッシングを行うアングラーに最適です。
向いていない人
軽快な操作性を求めるライトゲームアングラーにはオーバースペックです。
注意点
リール自体が大きいため、対応するロッドのサイズも選びます。
SFシリーズとSTシリーズの位置づけ
LTシリーズだけでなく、24ルビアスにはSF(スーパーファイン)シリーズとST(スーパーチューン)シリーズも存在します。
SFシリーズ
LTシリーズよりもさらに繊細なフィネスゲーム向けに設計されています。メインシャフトがリニアシャフト仕様で、より軽量化されています。例えばSF2000SS-Pは自重135g、最大ドラグ力は3kgです。エリアトラウトなどの超繊細なゲームを追求するアングラーに向いています。
STシリーズ
ST(スーパーチューン)シリーズは、さらにハイエンドなモデルです。LTやSFと比較して、より高いスペックや特別なチューニングが施されています。詳細なスペックは公式サイトでご確認ください。
これらシリーズの違いを理解することで、自分の釣り方に最適な一本を見つけやすくなります。
競合製品との比較
24ルビアスとよく比較されるのが、シマノの軽量スピニングリールです。特に23ヴァンキッシュや24ヴァンフォードは、同じく軽量化に注力したモデルとして注目を集めています。
自重に関しては、モデルによってはルビアスと同程度の数値を実現しています。一方で、実売価格はルビアスの方が手頃な傾向があります。
ユーザーの口コミを見ると、「ダイワのドラグ性能が好み」「シマノの剛性感が好み」など、メーカーごとの味付けの違いが評価を分けるポイントのようです。最終的には実機を手に取って、巻き心地や操作感を確かめるのが一番でしょう。
なお、同社の下位モデルであるカルディアと比較すると、24ルビアスはより高級素材(ZAIONなど)や先進技術(エアドライブデザイン)が投入されており、より軽量で高性能な仕上がりとなっています。
モデル選びのポイント|何を基準に選べばいい?
24ルビアスを選ぶ際に、まず考えるべきは「自分のメインの釣りは何か」です。
- アジングやメバリング、トラウト:LT2000S-PまたはLT2000S-H
- エギング、バスフィッシング(パワーフィネス):LT2500S
- シーバス、ライトショアジギング:PC LT2500 または LT5000D-CXH
- エリアトラウトなどの超繊細ゲーム:SFシリーズ
次に、「ギア比(巻き取り速度)」も重要な判断軸です。ハイギア(H)は素早い巻き上げが必要な場面で、スタンダード(P)はより繊細な操作が求められる場面で力を発揮します。
また、ドラグシステムの違いも見逃せません。ATD TYPE-Lは滑らかなドラグ性能が魅力で、ATD TOUGHは耐久性と安定性を重視しています。狙う魚のサイズや引きの強さを想定して選ぶとよいでしょう。
よくある疑問
Q: PC(パワーカスタム)とは何ですか?
A: PCは「パワーカスタム」の略称で、ノーマルモデルよりも一回り大きなボディを採用し、ドラグ力や剛性を向上させたモデルです。SUS製メインシャフトを採用するなど、パワーフィッシングを想定した設計になっています。
Q: SF(スーパーファイン)とLT(ライトタフ)の違いは何ですか?
A: LTは軽量性と剛性のバランスを重視したシリーズです。一方、SFはさらに軽量化と感度を追求したフィネスゲーム向けのシリーズです。SFの方が自重が軽く、より繊細な操作が可能ですが、ドラグ力やパワーはLTより抑えめです。
Q: 20ルビアスと何が変わりましたか?
A: 24ルビアスでは「エアドライブデザイン」が全面的に採用され、従来モデルと比較して回転系の軽さや感度が向上しています。また、素材や構造の最適化により、軽量性と剛性の両立がより高い次元で実現されています。
購入前にチェックしたい注意点
24ルビアスは非常に完成度の高いリールですが、購入前にいくつか確認しておきたいポイントがあります。
価格について
メーカー希望本体価格はモデルによって異なりますが、LT2000S-Pで46,700円(税抜)、LT5000D-CXHで54,500円(税抜)となっています。ただし、実売価格は販売店や時期によって変動するため、購入時は各販売ページで最新の価格を確認することをおすすめします。
番手選びの重要性
冒頭でも触れた通り、番手選びを誤ると期待するパフォーマンスが発揮できない可能性があります。特にエギングにLT2000Sを選ぶと、やや小型でバランスが悪く感じる場合もあります。自分の釣り方や使用するロッドとの相性をしっかり考えて選びましょう。
実機の確認
可能であれば、実際に釣具店でリールを手に取り、巻き心地やハンドルの回転フィールを確かめてみてください。口コミやスペックだけでは伝わらない「フィーリング」の部分は、実機でしか分からないことも多いです。
まとめ|自分の釣りに最適な24ルビアスを見つけよう
ダイワの24ルビアスは、軽量性と剛性を高い次元で両立させた、まさに「進化系」のスピニングリールです。エアドライブデザインによる軽快な操作性と、ZAION素材による高い剛性が、実釣時のパフォーマンスを大きく向上させてくれます。
LTシリーズ、SFシリーズ、STシリーズとラインナップも豊富で、アジングからショアジギングまで幅広いジャンルに対応可能です。自分が最も楽しみたい釣りに合わせて、最適なモデルを選びましょう。
スペックだけでなく、実機の感触や口コミも参考にしながら、自分だけの一本を見つけてください。24ルビアスが、あなたの釣りをより豊かなものにしてくれることを願っています。

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