「バス釣り、始めてみたい。でも、道具を揃えるだけでけっこうお金かかりそうだしな…」
もしあなたがそう思っているなら、バス釣り中古セットは、間違いなく最初の“答え”になります。
新品で一式揃えようとすると、ロッドとリールだけで1万円を超えることもザラ。でも中古セットなら、数千円からスタートできて、ルアーや小物までドサッとついてくることもあるんです。ただし、何も考えずに飛びつくと「こんなはずじゃなかった」という失敗も待っています。
この記事では、実際に中古セットを買って釣り場に立つまでの“リアルな流れ”を、会話するような感覚でお伝えしますね。読み終わるころには、自分にピッタリのセットを見極める目が必ず養われているはずです。
なぜ今、バス釣り中古セットが初心者に熱いのか
まず大前提として、釣り道具は“消耗品”ではありません。とくにバス用のロッドやリールは、もともと耐久性が高く作られています。だからこそ、5年前、10年前のモデルでも現役バリバリというケースがほとんど。中古市場にいいタックルが常に流れているのは、そのためです。
そしてもう一つ。中古セット最大の魅力は「失敗しても痛くない」こと。もし「思ってたのと違う…」となっても、金銭的ダメージが少なければ、別のスタイルにすぐ挑戦できますよね。最初から高額な道具を買うより、ずっと合理的な選択だと僕は思います。
後悔しない中古セット選びの超キホン
リールは「スピニング2500番」を狙え
バス釣り入門で迷ったら、スピニングリールの2500番がついているセットを探してください。
なぜか。まずスピニングリールは、ベイトリールと違ってバックラッシュ(糸が絡まるトラブル)が起きにくく、初心者でもすぐに投げられます。そして2500番というサイズ感は、バス釣りで使う6lb~12lbラインを巻くのにドンピシャ。軽いルアーも、少し重いルアーも器用にこなせる万能選手です。
セットの中古リールをチェックするときは、以下の3つを必ず確認しましょう。
- ハンドルを回した感触:ゴリゴリした抵抗感や、シャリシャリという異音がないか。スムーズにヌルヌル回ればOK。
- ラインローラーの回転:リール上部についている小さな輪っかです。ここが固着していると、ラインが傷みまくるので要注意。
- 外観のサビ・大きなキズ:多少の使用感は味ですが、海釣り転用の跡があるサビサビ個体は避けたいところ。
ロッドは「6.6ft前後、MLかM」が一生モノの相棒になる
セットに含まれるロッドの表記で、“6.6ft”や“ML(ミディアムライト)”という文字を探してみてください。
6フィート6インチ(約198cm)は、岸からのおかっぱりで振り回しやすく、かつ飛距離も稼げる黄金サイズ。硬さのMLやM(ミディアム)なら、ワームの繊細な釣りから、クランクベイトのような巻き物まで幅広くカバーできます。
中古ロッドの生死を分けるのは「ガイド」です。ラインを通すすべての輪っかを、指の腹でそっとなぞってみてください。ザラつき、ワレ、サビがあると、そこでラインが切れる原因になります。ここさえ無事なら、竿本体の小さなキズはほぼ問題になりません。
これはおいしい!“当たり中古セット”の見分け方
同じ値段でも、内容を見ると「かなりお得なセット」と「そうでもないセット」にはっきり分かれます。僕が“当たり”だと思う要素はこんな感じです。
- ダイワ レブロスやシマノ セドナなど、メーカー製リールが入っている:型落ちでも基本性能が高く、長く使えます。無名ブランドのリールより断然安心。
- ルアーが「巻き物」中心でたくさん付いている:スピナーベイトやクランクベイトは、投げて巻くだけの簡単操作。初心者が最初に結果を出しやすいルアーです。
- プライヤーや偏光サングラスなどの小物が付属:地味に嬉しい出費カット。とくに偏光サングラスは水面のギラツキを抑え、水中の変化も見えるようになる必須アイテム。
- タックルボックスやバッグ付き:道具の持ち運びと収納が一気に解決。これがセットなら、あとは釣り場に行くだけの状態になります。
逆に、以下のようなセットは慎重になったほうがいいです。
- 写真で見てリールのハンドルノブがテカテカに摩耗している
- ルアーのフックが白く粉を吹くほどサビている(交換前提でも、最初から交換作業は大変)
- ロッドのガイドに緑青が浮いているのが写真越しでもわかる
買ったあとにやるべき3つの儀式
中古セットが届いて、開封した瞬間に「よし釣り行くぞ!」は、ちょっと待ってください。15分で終わる“儀式”を済ませると、驚くほどトラブルが減ります。
1. ラインを巻き替える
すでにリールにラインが巻いてある場合、それがいつ巻かれた何のラインかは不明です。初心者にはサンライン バススーパー ナイロンラインのような、安くて扱いやすいナイロンラインへの交換を強くおすすめします。10lb前後を巻いておけば、まず切れる心配はありません。
2. リールに注油する
リールの回転が少し渋いな、と感じたら、可動部にごく少量のオイルをさすだけで復活することが多いです。シマノ リールオイルスプレーなどは1本持っておくと一生モノです。
3. ルアーのフックをチェックし、サビていたら交換する
バスの口は意外と硬く、鈍ったフックでは刺さらずバラしの原因に。フック交換は釣り人の基本スキルなので、このタイミングでがまかつ トレブルフックなどに交換する練習をしておきましょう。
あえてベイトリールセットを選ぶ逆転の発想
「ベイトリールは難しい」と避けていませんか? それは正解でもあり、少しだけもったいない考え方でもあります。
中古市場には、誰かが“バックラッシュに挫折して手放した”ベイトセットが格安でゴロゴロ転がっています。もし少しでもベイトに興味があるなら、中古で安く手に入れて、最初はマグネットブレーキを強めに設定。投げるルアーも10g以上の重めのものに限定すれば、意外とあっさり投げられます。ベイトタックルでビシッと決まったときの快感は、スピニングでは味わえない特別なもの。もし「ふだんと違う世界を覗きたい」なら、挑戦する絶好のチャンスですよ。
まとめ:最初の1セットが、あなたのバス釣りを決める
「釣れるかどうか」は、道具の値段ではなく、道具をどれだけ理解して使うかで決まります。
バス釣り中古セットという選択肢は、単なる“お金を節約する手段”じゃないんです。初期投資をグッと抑えた分で、いろんなルアーを試し、いろんな釣り場に足を運ぶ。そんな「行動する余裕」をくれるのが、中古セットの本当の価値だと僕は思います。
今回お伝えしたリールとロッドのチェックポイント、そして“当たりセット”の目利き術。これを頭の片隅に置いて探せば、きっとあなたのバス釣りライフは、最高のスタートダッシュを切れるはずです。

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