釣りから帰ってきて、つい玄関先に道具を置きっぱなし。気がつけばリールには塩が吹いて、ルアーはぐちゃぐちゃ。ワームが溶けてタックルボックスの中は悲惨なことに…。
そんな経験、ありませんか?
でも大丈夫。ちょっとしたコツさえ掴めば、釣り道具の片付け方は驚くほどシンプルになります。道具が長持ちするのはもちろん、次の釣行が格段にスムーズになる。まさにいいことずくめです。
今回は、釣り歴20年以上のベテランも実践している「場所別の収納術」と「道具をダメにしないコツ」を、たっぷりお伝えします。
帰宅後すぐやるべき3つのこと
釣り道具の片付け方で一番大事なのは、帰宅直後の15分です。この最初の一手をサボるかどうかで、道具の寿命は何年も変わってきます。
まず最初にやるべきは水洗い。特に海釣りに行った日は必須です。塩分は金属パーツの大敵。リールはドラグを締めてから、ロッドはガイド部分を中心に、優しく真水で洗い流しましょう。高圧洗浄機は厳禁。ベアリング内部に水が入り込んで逆効果です。
次に乾燥。水気を拭き取ったら、リールはドラグを緩めて陰干し。ロッドは立てかけて水を切る。これだけでサビのリスクは激減します。浴室乾燥機を使うのはNG。高温でラインが劣化するので気をつけてください。
そしてルアーの回収。これ、見落としがちですが超重要です。スナップやスプリットリングにルアーを付けたままにすると、フックがサビて交換が必要になります。プラスチックワームをジグヘッドに刺したまま放置するのも絶対にダメ。ワームが変質し、ジグヘッドはサビます。
面倒くさいのは重々わかります。でも、この3ステップを習慣にすれば、片付け全体の8割は終わったようなもの。なにより、次に釣りに行くとき、「あれ?またサビてる…」とガッカリしなくて済みますよ。
場所別おすすめ収納アイテム
道具をきれいにしたら、次は「しまう」工程。ここで収納場所とアイテム選びに失敗すると、またすぐに散らかります。
室内でスペースを取らないロッド収納
ロッドって、とにかく邪魔になりがち。立てかけて倒して穂先が折れた、なんて悲劇はもう終わりにしましょう。おすすめは壁面を使った垂直収納です。ソルティメイツ ロッドスタンド 垂直ラックを使えば、壁に立てかけるだけで場所を取りません。もっと本数が多いなら、天井から吊るすタイプの水平ラックも便利。地震で落ちてこないよう、しっかり固定できるものを選んでくださいね。
ルアーを種類別に美しく収める
ルアー収納で悩むのは、フックの絡まりと塗装の剥がれ。特に高価なビッグベイトを雑に扱うのは心が痛みます。
そういうデカくて大切なルアーには、メイホウ バーサス フラットヘッドケースのような仕切り可変式ケースが便利。さらに高級ルアー専用なら、Lakewood Products Lure Vaultのような1本ずつ吊るして保管できるタイプもあります。フック同士が触れないから塗装も傷まず、サビの心配も激減です。
ジグヘッドや小物類は、結束バンド付きのロープに刺して吊るすのもDIYアイデアとしてアリ。乾燥も早くて一石二鳥です。
タックルボックスは「使用頻度」でゾーニング
よく使う道具が奥底に埋もれて、結局全部ひっくり返す。そんなストレスから解放されるのがゾーニングという考え方です。
ボックスの中で「今季ヘビロテ」「たまに使う」「オフシーズン」の3ゾーンに分ける。常に使うものは手前に、来季までお休みのものは奥に。これだけで日常のプチ片付けが驚くほど楽になります。
ボックスそのものも重要です。普通の透明ケースで十分ですが、防水パッキン付きのプラノ EDGEシリーズ タックルボックスなら湿気をシャットアウト。防サビシートと併用すれば、沿岸部の湿気が多い環境でも安心です。
やってはいけないNG片付け習慣
「ちゃんと片付けてるのに、なぜか道具がすぐダメになる」
そういう人は、たいてい知らずにNG行動をしています。代表的なものを3つ挙げますね。
1. ウェーダーを丸めて放置
濡れたウェーダーをぐしゃっと丸めてバケツに突っ込む。これはカビへの招待状です。必ず陰干ししてから、丸めずに吊るして収納しましょう。
2. リールのドラグを締めっぱなし
洗うときは締めますが、保管時はドラグを緩めてください。締めっぱなしだとワッシャーが圧縮されて劣化し、ドラグ性能が落ちます。
3. ソフトワームの混在
これは特に注意。Z-ManのZ-Man エラステック ワームに代表されるElaZtech素材は、他のメーカーのワームと触れると化学反応で溶けてしまいます。パッケージのままか、専用バインダーで分けて保管してください。高いワームがドロドロになったときのショックは計り知れませんから…。
道具を長持ちさせる3つの秘訣
最後に、ちょっとマニアックですが効果絶大な3つの秘訣をお教えします。
秘訣1:シリコンスプレーは味方
リールの外装やロッドのガイド、ルアーのフックにまで、薄くシリコンスプレーを吹いておくと防サビ効果が段違い。拭き取り不要タイプが楽でおすすめです。
秘訣2:乾燥剤はケチらない
タックルボックスの中に、お菓子の包みに入ってるような乾燥剤を入れっぱなしにしている人、結構います。でもあれ、効果が切れたらただのゴミ。ホームセンターで売っている再利用可能な乾燥剤や、備長炭を入れておくと半永久的に湿気を吸ってくれますよ。
秘訣3:ラインの紫外線対策
ロッドにリールをセットしたまま窓際に置いていませんか? 紫外線はラインの大敵で、知らないうちに強度が落ちています。カーテン越しでも油断は禁物。ロッドケースかクローゼットでの保管が理想です。
まとめ:片付けは「次の釣行の準備」
釣り道具の片付け方は、単なる後始末じゃありません。それはもう、次の釣行のスタートなんです。
帰宅直後の15分で水洗い・乾燥・ルアー回収。
場所と使用頻度に合わせた収納で、探し物ゼロ。
そして、ちょっとした一手間で道具は何倍も長持ちする。
今日、この記事を読んだのをきっかけに、ぜひ新しい片付け習慣をスタートさせてみてください。道具がピカピカだと、釣りに行く前のワクワク感も、帰ってからの満足感も、ぜんぜん違ってきますから。
さあ、次の休みは気持ちよく釣りに行きましょう!
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