サンライン オールマイトはデメリットも知っておくべき?実際の使い勝手を徹底解説

PEラインを使っていて、「風の影響をもっと減らせないかな」「もっとルアーをキレイに動かしたい」と思ったことはありませんか?

そんな悩みを解決する可能性があるのが、サンラインのオールマイト(Almight)です。通常のPEラインが水に浮くのに対し、このラインは沈むという特徴を持っています。

ただし、結論から言うと、オールマイトは操作性や感度を最優先したい人には強くおすすめできる製品ですが、飛距離やノット強度を重視する人には向かない場合があります。

本記事では、2025年4月に追加された新色の情報も含め、実際のユーザーの声や他製品との比較データをもとに、オールマイトのリアルな評価をお伝えします。

オールマイトとは?通常のPEラインと何が違うのか

オールマイトは、釣り用品メーカーのサンラインが2023年5月に発売したPEラインです(出典:サンライン公式サイト、2023年)。

最大の特徴は、その比重にあります。サンラインの公式情報によると、オールマイトの比重は1.48です(出典:サンライン公式サイト)。

通常のPEラインの比重は約0.98で水よりも軽いため浮く性質を持っていますが、オールマイトは水よりも重いため沈むという性質を持っています(出典:LureNewsR、2025年)。

この「沈む」という特性が、釣りの現場でどのような違いを生むのかを見ていきましょう。

なぜ沈むPEラインが求められるのか

通常のPEラインは水に浮くため、以下のような課題がありました。

  • 風が強い日はラインが煽られてしまう
  • ラインスラック(弛み)が出やすく、アタリが取りづらい
  • ルアーを思い通りに操作しづらい

特に、スローなアクションや繊細な操作が求められる釣りでは、この浮く性質がデメリットになることがあります。オールマイトは沈むことでこれらの課題を解決しようとする製品なのです。

オールマイトのメリット:操作性と感度が大幅に向上

実際にオールマイトを使用したユーザーからは、以下のようなポジティブな声が多く寄せられています(複数のECサイトやブログでのレビューを集計、2026年7月現在)。

風や水流に強い

「通常のPEと違い、風が強くても底取りがしやすい」「ラインスラックが出にくくなった」という趣旨の投稿が、複数のユーザーから確認されています。

特に、風の影響を受けやすいオープンウォーターや、潮の流れが速い場所での釣りで効果を実感している人が多いようです。

ルアー操作が思い通りに

「ジグ単やプラグの操作感が良くなった」「メタルバイブの釣りのレベルが上がった」という声も多く見られました。エリアトラウトやエギングのユーザーから特に好評です。

ラインが沈むことで、ルアーとラインの間に余計なテンションがかからず、ダイレクトにアクションを伝えられるのが理由でしょう。

コストパフォーマンスの良さ

150m巻きで希望小売価格2,800円(税別)という価格帯について、「この品質でこの価格はコスパが良い」という意見が複数見られました(出典:サンライン公式サイト)。

オールマイトのデメリット:飛距離やノット強度とのトレードオフ

一方で、オールマイトにはメリットばかりではない現実もあります。実際のユーザー検証や口コミから、以下のようなデメリットが浮き彫りになっています。

飛距離が落ちる

複数のブログで「通常のPEと比べて飛距離が落ちた(約1m)」という報告が確認されています(出典:個人ブログの実釣インプレ、2024年)。

ラインが沈む性質を持つということは、それだけ空気抵抗や水の抵抗を受けやすいということでもあります。飛距離を重視する釣りでは、この点がネックになる可能性があります。

糸鳴りと硬さ

「最初は糸鳴りがする」「硬い」という指摘がありました。オールマイトは4本編みの構造のため、8本編みのPEと比べるとどうしても硬くなりがちです。

ただし、使い込むうちに馴染んで糸鳴りが収まるという意見もあったため、最初のうちは我慢が必要かもしれません。

ノット強度が低い

これは特に注意が必要なポイントです。オールマイトの結節強度について、実際にテストを行ったブログのデータがあります。

FGノットを組んだ場合の平均強度は3.40kgで、表記強度に対する比率は約54%でした(出典:HardBaitLab、公開日不明)。一般的なPEラインと比較すると、この数値はやや低めです。

サンラインは公式で「異素材とのハイブリッドラインながら、PE素材100%の製品と比べても遜色のない直線強力を発揮する」と謳っていますが、これは直線強力(ライン単体での強度)の話です。結節強度(ノットを組んだ状態での強度)は別物であり、オールマイトのように硬くて4本編みのラインはノットが決まりにくく、強度が出にくいという性質があります。

つまり、メーカーの主張(直線強力)とユーザーの検証(結節強度)はどちらも正しいのですが、指標が異なるという点を理解しておく必要があります。

2025年4月に新色「オレンジ」が追加されました

ここで最新情報をお伝えします。オールマイトに新しいカラー「オレンジ」が追加されたのは2025年4月のことです(出典:サンライン公式サイト、2025年4月)。

既存のオリーブとピンクに加えての3色展開となりました。このオレンジは「5mマーキング入り」で、既存のピンクよりも明るい色調が特徴です。

サンラインによると、マズメ時や日中の水面反射下でも高い視認性を発揮する「全天候対応型」のカラーとのこと。2026年7月現在では、すでに多くの釣具店や通販サイトで購入可能です。

これまでピンクは視認性重視、オリーブはカモフラージュ性重視という住み分けでしたが、オレンジの登場で選択肢が広がりました。

他社高比重PEラインとの比較:オールマイトはどこが違う?

オールマイトは高比重PEラインの先駆け的な存在ですが、実は他社からも似たような製品が出ています。ここでは、主要な競合製品と比較してみましょう。

項目サンライン オールマイトよつあみ オードラゴンよつあみ ピッドブルG5
比重1.48約1.40約1.30(前後)
編み数4本4本(推定)4本(推定)
硬さ(体感)硬い(フロロに近い)普通硬くない
耐久性(色落ち)比較的良好情報なしやや劣る
価格帯(150m)中価格帯中〜高価格帯低価格帯

(出典:各メーカー公式サイト及びHardBaitLabの比較検証をもとに作成、2026年7月現在)

この表からわかるのは、オールマイトは比重が最も高く、硬さも突出しているという点です。

比重が高いほど「沈む」効果は強くなりますが、その分硬さや飛距離に影響が出る可能性があります。ピッドブルG5は比重がやや低い代わりに柔らかく、価格も手頃です。

つまり、オールマイトは「高比重」という特性を極限まで追求した製品であり、そのトレードオフとして硬さや価格面でのデメリットを受け入れる必要がある、ということです。

釣りジャンル別:オールマイトが向く釣りと向かない釣り

では、実際にどのような釣りでオールマイトが活きるのでしょうか。メーカーは「オールマイティ」な製品と謳っていますが、実際の評価は釣りジャンルによって分かれます。

エリアトラウトでの評価

エリアトラウトのユーザーからは非常に好評です。「スプーンやクランクの操作感が格段に上がった」という声が多い一方で、「飛距離が少し落ちた」という意見もありました。

操作性と飛距離のどちらを優先するかで判断が分かれるでしょう。管釣り場のような比較的コンパクトなフィールドでは、飛距離のデメリットよりも操作性のメリットが勝ると言えそうです。

エギングでの評価

エギングでも評価が高いです。「風に強いのでエギの動きが安定する」「潮の流れに乗せたナチュラルな動きが出せる」という意見が確認されています。

エギングではエギを沈めてからシャクリに入るため、ラインが沈むことで無駄なテンションがかからず、より自然なアクションが可能になります。

バスフィッシングでの評価

バスフィッシングでは意見が分かれています。ボトムを叩く釣りやスローテンポな釣りではメリットを感じる人が多い一方、表層系のルアーや飛距離が重要なシチュエーションではデメリットを感じる傾向があります。

アジングでの評価

アジングは0.3号や0.4号といった細いラインを使うことが多いですが、オールマイトのラインナップは0.4号からスタートしています。アジングのユーザーからは「0.3号のラインナップが欲しい」という要望が確認されており、細かい釣りを好む層にはやや不向きかもしれません。

オールマイトを使いこなすための実践アドバイス

ここからは、実際にオールマイトを使う際のコツをお伝えします。これは一般的なアドバイスではなく、実際のユーザーの声や検証データに基づいた内容です。

FGノットは編み込み回数を少なめに

先ほど触れたように、オールマイトはノット強度が出にくい傾向があります。これを補うには、通常のPE(8本編み)よりも編み込み回数を少なめにするのがコツです。

具体的な回数は状況によりますが、8本編み用の編み込み回数よりも2〜3回ほど減らすことで、ノットの締まりが良くなり強度が向上するという報告があります。

最初はラインをよく馴染ませる

オールマイトは新品の状態では硬く、糸鳴りがすることがあります。これは4本編みの構造上避けられない部分ですが、使い込むうちに徐々に馴染んでいきます。

最初の数回の釣行は、やや強めにキャストを繰り返したり、重めのルアーを使ったりしてラインを馴染ませることをおすすめします。

飛距離が気になる場合は少し細めの号数を選ぶ

飛距離の低下が気になる場合は、ワンランク細い号数を選ぶのも手です。例えば0.8号で飛距離が物足りないと感じた場合、0.6号にすることで解決する可能性があります。

高比重PEラインの選び方:オールマイトを買うべき人、買わなくていい人

ここまでの情報を整理すると、オールマイトが向いている人と向いていない人が見えてきます。

オールマイトをおすすめしたい人

  • 風の影響を受けやすい場所で釣りをすることが多い
  • ルアーの操作性や感度を最優先したい
  • エリアトラウトやエギングなど、繊細な操作が求められる釣りをする
  • 飛距離よりもコントロール性を重視する

オールマイトを選ばなくていい人

  • とにかく飛距離を出したい
  • 8本編みの柔らかさやしなやかさが好き
  • 強力なノット強度が必要な大物釣りをする
  • エステルやナイロンなどの他の素材にこだわりがある

まとめ:オールマイトは「操作性を徹底追求した」PEライン

オールマイトは、通常のPEラインが持つ「浮く」という性質を逆手に取り、「沈む」という新しい価値を提供する製品です。

2025年4月には新色オレンジが登場し、選択肢が広がりました。比重1.48という数値は高比重PEラインの中でもトップクラスであり、その分、風や潮の影響を受けにくく、ルアー操作のダイレクト感は群を抜いています。

ただし、その代償として飛距離の低下やノット強度の課題、硬さなどが存在することも事実です。

サンラインが公式で謳う「異素材ハイブリッド」という技術は確かに優れており、直線強力は従来のPEと遜色ありません。しかし、結節強度は別物であり、この点を理解せずに使うとトラブルの原因になりかねません。

オールマイトは決して「すべての釣り人のすべての状況で最適」なラインではありません。しかし、操作性や感度を何よりも重視するあなたにとっては、強くおすすめできる選択肢の一つであることは間違いありません。

【おすすめ商品】

サンライン オールマイト

風や潮の流れに強く、ルアー操作のダイレクト感を高めたい方に最適。比重1.48の高比重設計で、ラインスラックを軽減しアタリを明確に伝えます。

よつあみ ピッドブルG5

オールマイトより柔らかく、価格も手頃な高比重PEライン。飛距離をそこまで落とさずに操作性を向上させたい方や、コスパを重視する方におすすめです。

よつあみ オードラゴン

オールマイトとピッドブルG5の中間的な特性を持つ高比重PEライン。バランスの取れた性能を求める方に適しています。

シマノ ナイロンライン

比重が水より重く(約1.10〜1.20)、伸びがあるためショック吸収性に優れます。高比重PEに抵抗がある方や、飛距離を重視する方の選択肢として検討してみてください。

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