釣りをしていると、「PEライン2号ってどれくらいの強度があるの?」「何キロの魚までいけるの?」と気になることがありますよね。
結論から言うと、PEライン2号の平均的な引張強度は約30〜40lb(約13.6kg〜18.1kg)です。
でも、この数字だけを見て「18kgまで耐えられるなら、18kgの魚も余裕で釣れる」と思うと、ちょっと危険です。
今回は、PEライン2号の本当の強度の意味から、実際の釣りでの活かし方、おすすめの製品まで、初心者にもわかりやすく解説していきます。
PEライン2号の強度はどのくらい?
PEライン2号の強度を正しく理解するには、まず「号」の仕組みを知っておく必要があります。
実は、PEラインの「号」は太さのことを指しているわけではありません。日本釣用品工業会(JAFTMA)の規格では、PEラインの号数は「デニール」という質量の単位で決められています。PEライン2号は400デニールが標準です。
そして、この規格に基づくPEライン2号の強度の目安は以下の通りです。
- ポンド表記:約30lb〜40lb
- キログラム換算:約13.6kg〜18.1kg
- 太さの目安:約0.24mm
ただし、これはあくまで「ラインそのもの」の最大引張強度です。結び目を作ったり、岩や根に擦れたりすると強度は落ちます。実際の釣りでは、表示されている強度の7割〜8割程度を目安に考えるのが安全です。
PEライン2号は何キロの魚まで釣れる?
よくある質問が「PE2号で何キロの魚まで釣れますか?」というもの。これには、ドラグ設定やロッドの操作、ラインの状態によって答えが変わります。
表記上の強度は約18kgまでですが、実釣ではドラグをライン強度の1/4〜1/3程度(PE2号なら約3〜5kg)に設定するのが一般的です。
つまり、PEライン2号で狙えるターゲットの目安は以下のようになります。
- ショアジギング:ヒラマサ(〜10kg級)、カンパチ、ブリ、青物全般
- オフショアジギング:マダイ、ハマチ、ワラサ、中型のカツオ
- ライトゲーム:シーバス、タチウオ、ヒラメ、マゴチ
ただし、これはあくまで目安です。大型の魚と対峙する場合は、ドラグワークやファイトテクニックでカバーする部分が大きくなります。
PEライン2号のメリットとデメリット
メリット
高強度で細い
ナイロンラインと比べると、同じ強度ならPEラインのほうがはるかに細くなります。そのため、リールに多く巻け、飛距離も稼ぎやすくなります。
感度が抜群に良い
PEラインは伸びがほとんどありません。そのため、ルアーやジグの動きが手元にダイレクトに伝わり、アタリも明確に感じ取れます。
デメリット
摩擦や結び目に弱い
細くて強い反面、岩や根に擦れるとすぐに傷つきます。リーダーなしで使うと、根ズレや魚の歯で簡単に切れてしまうので注意が必要です。
結束が難しい
PEラインは表面が滑らかなので、結束がシビアです。FGノットなどの摩擦系ノットを覚えるまでは、少し練習が必要でしょう。
PEライン2号を使うときに絶対に知っておきたい3つのポイント
1. リーダー(ショックリーダー)は必須
PEライン2号は摩擦に弱いので、必ずリーダーを接続しましょう。特にショアジギングでは、リーダーはフロロカーボンラインの20lb〜30lb(約5号〜8号)がよく使われます。リーダーを入れることで、根ズレや魚の歯によるラインブレイクを防げます。
2. ドラグ設定を適切に
先述の通り、ドラグはライン強度の1/4〜1/3程度に設定しておくのが鉄則です。PEラインは伸びない分、魚の急な引きに耐えられずブレイクすることがあります。ドラグを適切に緩めて、ラインに衝撃が集中しないようにしましょう。
3. ラインの状態をこまめにチェック
PEラインは紫外線や海水の影響で劣化します。また、根ズレで表面が傷つくと、そこから切れやすくなります。釣行の前後には、指でラインをなぞって「毛羽立ち」や「ザラつき」がないか確認する習慣をつけてください。
4本編みと8本編みの違い
PEラインには、4本編みと8本編みがあります。PEライン2号でもこの違いは重要です。
4本編み
- 強度が高く、価格が安い傾向
- 表面がやや粗く、摩擦抵抗がやや大きい
- 耐久性に優れるため、根ズレの多いフィールドに適する
8本編み
- 表面が滑らかで飛距離が出やすい
- 柔らかく、なじみが良い
- 高価格帯の製品が多い
- 感度もさらに高い
どちらが優れているというわけではなく、釣り方やフィールドで選びましょう。飛距離を重視するなら8本編み、コスパや耐久性を重視するなら4本編みがおすすめです。
PEライン2号のおすすめ製品
ここでは、実際に市場で評価の高いPEライン2号の製品をいくつか紹介します。
1. シマノ ピットブル8
シマノが誇る8本編みPEラインの定番。表面が非常に滑らかで、飛距離と感度の両方を追求した一本です。コスパの良さも人気の理由で、初心者からベテランまで幅広く支持されています。
- メリット:滑らかで飛距離が出る/コスパが良い
- デメリット:毛羽立ちが出やすいとの声もある
- 向いている人:ショアジギングやキャスティングを始めたい初心者〜中級者
- 向いていない人:根ズレの多い過酷なフィールドで使う人
2. よつあみ XBRAID スーパージグマンX8
シマノ ピットブル8と並ぶ人気モデルで、特に強度に定評があります。ジギング専用に設計されており、高負荷のかかるファイトでも粘り強いのが特徴です。
- メリット:強度が特に高い/高負荷に強い
- デメリット:価格がやや高め
- 向いている人:大型青物を本気で狙う中級者〜上級者
- 向いていない人:価格を抑えたい初心者
3. ダイワ UVF PEデュラセンサー×8+Si²
ダイワのフラッグシップモデル。特殊なシリコンコーティングにより、飛距離と耐久性を両立しています。8本編みながら、毛羽立ちにくい設計も魅力です。
- メリット:耐久性が高い/飛距離が出る
- デメリット:価格帯は高め
- 向いている人:遠投性能を重視するアングラー
- 向いていない人:予算を最優先する人
4. バリバス アバニ キャスティングPE マックスパワー X9
9本編みという独自構造で、強度と滑らかさを極限まで高めたハイエンドモデル。キャスティングゲームに特化して設計されています。
- メリット:とにかく滑らかで飛距離が抜群
- デメリット:価格が非常に高い
- 向いている人:最高のパフォーマンスを求める上級者
- 向いていない人:コスパを重視する人
5. ゴーセン ROOTS PE×8
バランスの良さが魅力の8本編みライン。価格も手頃で、初心者にも扱いやすい設計です。ショア・オフショア問わず、オールラウンドに使えます。
- メリット:価格が手頃/扱いやすい
- デメリット:特に突出した特徴はない
- 向いている人:初めてPEラインを買う初心者
- 向いていない人:ハイスペックを求める上級者
PEライン2号に関するよくある疑問
Q. PEライン2号はナイロンの何号相当ですか?
PEライン2号の太さは約0.24mmで、ナイロンラインの約3号〜4号に相当します。ただし、強度はナイロンよりもはるかに高いので、同じ太さでも全然違うラインだと思ってください。
Q. リーダーは何号を選べばよいですか?
フロロカーボンリーダーなら20lb〜30lb(約5号〜8号)が一般的です。PEライン2号の強度とバランスが取りやすく、根ズレや魚の歯にもある程度耐えられます。
Q. PEライン2号でヒラマサは釣れますか?
釣れます。ただし、10kgを超えるような大型になると、ドラグ設定やファイトテクニックが非常に重要になります。ラインの状態もこまめにチェックし、リーダーは太めのものを選ぶと安心です。
Q. PEライン2号はショアジギングに適していますか?
はい、ショアジギングの主力ラインとして非常に人気があります。飛距離が出るので遠投が必要なショアゲームと相性が良く、青物からのアタリも明確に伝わります。最低でも200m以上は巻いておくのがおすすめです。
PEライン2号を選ぶときのチェックポイント
実際に購入するときは、以下のポイントを意識すると失敗しにくいです。
- 何を釣りたいか:ターゲットによって適した強度や編み数が変わります
- どんな場所で使うか:磯やテトラ帯なら耐久性を、砂浜からの遠投なら滑らかさを重視
- 予算はどのくらいか:エントリーモデルからハイエンドまで価格帯は幅広いです
- 編み数は4本か8本か:特性の違いを理解したうえで選びましょう
自分の釣りスタイルに合った一本を選ぶのが、釣果アップの近道です。
まとめ:PEライン2号は万能な太さ
PEライン2号は、ショアジギングからオフショア、さらにはライトゲームまで幅広くカバーできる、非常に汎用性の高いラインです。
強度は約30lb〜40lb(約13.6kg〜18.1kg)あり、適切なドラグ設定とリーダー選びを行えば、多くの釣りシーンで活躍してくれます。
ただし、以下のポイントは絶対に忘れないでください。
- 表記強度はあくまで最大値。結び目や摩耗で落ちることを前提に考える
- リーダーは必ず使う。特にフロロカーボン製がおすすめ
- ドラグはライン強度の1/4〜1/3程度に設定する
- ラインの傷みや劣化はこまめにチェックする
これらの基本を押さえたうえで、ぜひ自分に合ったPEライン2号を見つけてみてください。
あなたの釣りが、より楽しく、より充実したものになりますように。

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