「釣具屋に並んでる仕掛け、なんか高いな…」
「もっと自分の好きな色や形にカスタマイズできたら釣れるのに。」
そう思ったことはありませんか?
実は、ハンドメイドで釣りセットを作るのって、想像以上に簡単。しかも、コストは既製品の半額以下になることもザラです。何より、自分が一から手がけた仕掛けで魚が釣れた瞬間の喜びは、一度味わうとクセになります。
とはいえ、「何から始めたらいいかわからない…」というのが本音ですよね。いきなりプロショップに行っても、あまりにもパーツが多すぎて目が回るだけ。
この記事では、「まずはこれだけ揃えておけば大丈夫」 という、本当に使えるハンドメイド釣りセットの作り方と材料の選び方を、私の失敗談も交えながらお話しします。サビキからちょい投げ、ルアーまでカバーするので、あなたの「作りたい!」がきっと見つかりますよ。
なぜ今、ハンドメイド釣りセットが初心者に選ばれているのか
まず、大前提として「自作って難しそう…」というイメージ、ここで一度捨ててください。
最近の釣り具メーカーは、私たち自作派にめちゃくちゃ優しいんです。例えばがまかつやオーナーばりは、結束の練習用キットや、初心者でも失敗しにくい形状のパーツをたくさん出しています。「糸がヨレる」「結び目がすっぽ抜ける」といった、初心者がぶつかる壁は、ほぼ道具で解決できるようになりました。
それに、市販の仕掛けにはない自由さがハンドメイドの最大の魅力。たとえば夜釣りで効果絶大な「ケイムラ(紫外線発光)素材」を、仕掛け全体に惜しみなく使うことだって可能です。そんなの、既製品じゃなかなか出会えませんよね。
ハンドメイド釣りセット入門!最初に揃えるべき7つの材料
「よし、作ってみよう!」と思ったら、まずはここから。いきなり全部を買い集める必要はありません。まずは自分のターゲットに合わせて選んでみてください。
1. 幹糸・ハリス:結束のしやすさが全て
これ選びを間違えると、本当に悲惨です。硬すぎる糸は結びづらく、柔らかすぎると強度が不安。初心者には「しなやかで、かつ結束強度が高いフロロカーボン」が一押し。サンラインのサンライン トルネード松田スペシャルはまさにそんな理想の糸で、私も最初にこれを使っていれば…と後悔したほどです。
2. ハリ:対象魚を決めてから選ぶ
「とりあえず小さめのハリ」はダメです。キスを狙うのか、アジなのか、はたまた黒鯛なのか。対象魚の口のサイズに合わせた専用鈎を選ぶのが釣果への近道。ケイムラ仕様ならオーナーばりのオーナーばり ケイムラサビキが、集魚効果が高くておすすめです。
3. スキン・疑似餌:集魚効果を決める主役
サバ皮やアミエビを模したスキンは、マルフジのマルフジ サバ皮 スキンが定番中の定番。ここに夜光ビーズを数個通すだけで、深場や濁り潮でのアピール度が段違いに上がります。
4. スイベル・ヨリモドシ:これがないと糸がグチャグチャに
小さいけど最重要パーツ。これがないと、仕掛けが回転して糸がヨレまくり、あっという間に使い物にならなくなります。ササメのササメ ローリングスイベルのような、回転抵抗が小さい軸付きタイプがベスト。
5. ビーズ・夜行玉:コスパ最強の集魚アイテム
100円ショップのものでも十分ですが、集魚効果を本気で狙うなら、がまかつの「ケイムラビーズ」が光り方が違います。紫外線ライトでチャージすると、水中で青白くぼんやり光る姿は、小魚のプランクトンそのもの。
6. オモリ・天秤:流れを掴む底の感覚
ちょい投げや投げ釣りには必須。自作する際は、海草天秤やジェット天秤といった、根掛かりしにくい形状を選ぶのがセオリーです。
7. あると便利な補助具:ストレスが激減する縁の下の力持ち
結束器や、ハリスを傷つけずにハリを挟める小型のプライヤー。特にがまかつのがまかつ 結束器があれば、指先が不器用な方でも、小さなハリにしっかりと糸を巻き付けられます。「もうイヤだ!」となる前に、これを買ってください。本当に世界が変わりますから。
【対象魚別】サビキ、投げ、ルアー。ハンドメイド釣りセットの作り方
基本の材料が揃ったところで、いよいよ実践。ここでは特に人気の3ジャンルの「セットの組み方」を紹介します。無駄なく安く仕上げるためのパーツリスト感覚で読んでみてくださいね。
アジ・イワシ用サビキセット:コスト度外視で光らせまくる
市販品だと、一番魚が掛かる枝バリ部分だけケイムラで、あとは普通のハリ…なんてこと、ありませんか?
自作なら、そんな妥協は無用です。
- 幹糸: 2号のフロロカーボン。サンラインのサンライン トルネード松田スペシャル 2号が強度としなやかさのバランス◎。
- ハリ: 先ほども紹介したオーナーばりの「ケイムラサビキ」。鈎のチモトまで光るスーパーモデルです。
- スキン・ビーズ: マルフジのサバ皮スキンに、ケイムラビーズを2~3個通します。これを6本の枝バリすべてに装着。
- 一番下の鈎(オモリ側): ここに一番大きな夜行玉とスキンを持ってくることで、下から上へ誘い上げる動きが完成します。
1セットの材料費は、全部で作っても200円ちょっと。市販品を買い続けるより、圧倒的に財布に優しいんです。
キス・カレイ用ちょい投げセット:根掛かり回避が最重要
砂底をズル引きするこの釣りで怖いのは、ゴロタ場での根掛かり。
- 天秤: 根掛かり回避性能の高いジェット天秤。がまかつのがまかつ ジェット天秤は、海底での姿勢が安定し、仕掛けが浮き上がりやすい設計です。
- ハリス・鈎: 細めの1.5号ハリスに、キス針の定番「投魂」シリーズ。吸い込みが良く、すっぽ抜けが少ない「流線鈎」を選びましょう。
- 仕掛けの長さ: 自分で作るなら、あえて2本鈎の全長1.5メートル仕様がおすすめ。市販品は短いものが多く、アタリの数がまるで違います。
ハンドメイドルアーセット:塗りから始める芸術派に
これはもう完全に「作品」の領域。型に液状プラスチゾル(※取り扱い注意)を流し込んでワームを作るキットや、バルサ材を削って作るトップウォータープラグなど、奥が深すぎる世界。
最初の一歩としては、Bonneville社の「自作ルアーキット」がおすすめです。ボディの塗装済み、未塗装が選べて、リップやフックのセッティングを楽しめます。自分で塗ったルアーで釣ったバスは、プライスレスな思い出になりますよ。
うまくいく人、失敗する人の差。ハンドメイド釣りセット作成のコツと安全
最後に、楽しく続けるために絶対に知っておいてほしいことを。
「安物買いの銭失い」を避ける
100均の糸やハリが全部ダメとは言いません。でも、釣り具メーカーのものと比べると、やはり「刺さり」と「強度」が違います。
特に、仕掛けが切れて魚に鈎が残ってしまうのは、釣り人として絶対に避けたいところ。命に関わるパーツだけは、オーナーばり、がまかつ、ササメといった信頼できるメーカーを選んでください。その数百円の差が、あなたの釣り人生を守ります。
安全第一!ハリ先は「自分」に向けない
夢中で作っていると、つい自分の指にハリ先が向きがちです。ハリを固定するときの指の置き場所、ヨリモドシに糸を通す時の力の方向。常に「もし糸が切れて手が滑ったら、ハリはどこに飛ぶか」を考えて作業してください。
面倒でも、偏光サングラスをかけて作業すると、目の保護になります。私はこれで何度も目を救われました。
最初の1セットは「真似」でOK
ハンドメイドの醍醐味は創造性ですが、まずは「型」を覚えるのが上達のコツ。市販の「こういう釣り方」と書いてある仕掛けを分解して、パーツの組み合わせを真似することから始めてみてください。そのうち、「ここにビーズを追加したらもっとアピールするかも」と、自分だけのアイデアが湧いてくるようになります。
さあ、必要なものは出揃いました。
あとはあなたがパーツを手に取り、最初の一歩を踏み出すだけです。
何度も失敗するかもしれません。結び目がすっぽ抜けて、せっかくの大物を逃すこともあるでしょう。
でも大丈夫。それも全部、ハンドメイド釣りセットの味わい深い「スパイス」です。
机の上で生み出した、あなただけの完璧な仕掛け。それが海や川で「答え合わせ」のように魚を連れてきてくれた瞬間の喜びを、ぜひ体験してください。きっと、釣りがもっと好きになりますよ。

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